テーマ:地方私鉄

上州の風に吹かれて

「ググッとぐんま」デスティネーションキャンペーン(DC) 開催中の群馬県、9月は「群馬鉄道月間」と銘打って県内の私鉄も参加したイベントが実施されている。県内を走る鉄道は、JR東日本と東武鉄道のほか、中小私鉄では上毛電気鉄道と上信電鉄、旧国鉄足尾線を受け継いだわたらせ渓谷鐡道。 県庁所在地、JR両毛線の前橋駅からレトロ調シャトルバス…
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房総を行く

JR内房線に乗って千葉市のすこし南に位置する市原市へ、中心の五井(ごい) に降りると迎えてくれるのがクリームと朱色に塗られた気動車たち。カラカラと乾いた音を立てるエンジンがやがて吹き上がり、列車は房総の丘陵地へと進路を向ける。 小湊鐵道は五井から上総中野(かずさなかの) まで約40kmを走る全線非電化路線。久留里線と並び東京から最も近…
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ぬくもり

津軽海峡線を適当なところで切り上げて、次はどうしようか。地図と時刻表を比べて津鉄のストーブ列車に行けそうだと、五所川原へ足を運んだ。津鉄こと津軽鉄道は五所川原から津軽中里間まで20kmの路線で、途中には太宰治ゆかりの「斜陽館」がある金木(かなぎ) や、桜の芦野公園が有名。五月連休前後、芦野公園駅を覆うように咲く姿が素晴らしい。 凍りそ…
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Snow Rabbit 2011

謹んで新年のお慶びを申し上げます。本年もどうぞよろしくお付き合いください。 本2011年は卯年すなわちウサギの年。ウサギにまつわる車両や列車としては近鉄「ラビットカー」、あるいは宇都宮線の快速〔ラビット〕などが思いつくところか。智頭急行〔スーパーはくと〕 (はくと=白兎) もあるけれど、こちらは別の機会に取り上げたい。ちなみに、その名…
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ばす・おん・れーる

「レールバス」――rail (鉄道) なのか bus (バス) なのかよくわかりにくい言葉だが、現在も時刻表のJRページに混ざって載る第三セクター鉄道ページの一部、「全便レールバスで運転」という注釈に気づいた方も少なくないだろう。 レールバスとは、きわめて閑散な区間の輸送にむけて西ドイツ(当時) などで実用化された小型車両で、バスのボ…
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潮風に吹かれて

かつては九州の玄関口、現在では関門海峡「門司港レトロ」の中心であるJR九州・門司港駅。堂々たる木造駅舎の脇に踏切があったことに気づく人は、以前はそれほど多くなかったか。鹿児島本線の一部として0.9km先の北浜駅までJR貨物、それからトンネルを通って和布刈(めかり) 公園付近まで田野浦公共臨港鉄道の線路だった。 JR貨物は旅客会社の線路…
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桜前線・けむり前線

列島を縦断する桜前線と歩調を合わせるように、58654牽引〔SL人吉〕から〔SLやまぐち〕 (C57 1入場中につきC56 160が代走)、C58 363 〔パレオエクスプレス〕にC57 180 〔SLばんえつ物語〕と、各地の保存蒸機が今シーズンも営業運転を開始した。鉄道の駅や沿線には桜の木が植えられている場所も多く、この時期は淡い色調…
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雷鳥の詩

富山を起点に立山と宇奈月温泉へ伸びる富山地方鉄道は、戦時中に県下の私設鉄軌道・バス会社を合併して設立されたもので、現在もなお中小私鉄有数の路線規模を持つ。昨年末の富山都心線開業で一時期下回っていた営業キロ100kmを回復したが、これはいくつかの大手私鉄を凌ぎ、京成電鉄 (約102km) とほぼ同じ総延長。立山黒部アルペンルートや黒部のト…
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モノトーン・ループ

2010年1月現在 日本の鉄道網は JR線19,844.7km、民営公営線7,345.7km (いずれも旅客営業キロ)。赤字路線の廃止が続き最盛期に比べればかなり減ってはいるが、それでも国土面積を考えるとこの総延長は現在でも世界有数の規模といえる。 国鉄分割民営化前後には、特定地方交通線関係で路線廃止や第三セクター転換が激しく、民営化…
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みなとのにじいろトラム

国鉄時代の駅の面影を求めるなら、富山駅は外せない。 3階建ての駅ビル、その1階中央にはラッチがずらりと並んだ改札口。しかも自動改札ではない (金沢・福井駅も改札は有人のみで、北陸の改札自動化はとても遅れている)。改札口からそのまま続く1番線に特急〔しらさぎ〕が停車する姿は、鉄道が交通の主役だった時代をも思わせる。バス、タクシーのりばと…
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オールドタイマーの秋風

ローカル鉄道の郷愁を誘うアイテムはいくつかあるが、こと車両に関してはニスまたはペンキ塗り内装や木貼りの床、そして「バス窓」ではないだろうか。 「バス窓」は正式名称ではないが広く通用する客室窓の一形態で、開閉可能な一枚窓の上に明かり取りとしてHゴム押さえの固定窓を配置したスタイルをいう。戦後路線バスなどで採用が進み鉄道や路面電車へ波及し…
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TAMA-Z-DEN

またたまでん? いやいや、TAMAはTAMAでもタマズーの多摩。今回取り上げるのは開業10周年を迎えた多摩都市モノレールです。 モノレールは新交通システムと並ぶ中量輸送機関の代表格。羽田空港への東京モノレールと江ノ島への湘南モノレールが老舗だが、1985年に開業した北九州都市モノレール (北九州高速鉄道: 福岡県) 以降は大都市内…
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コアラとユーカリ

やままん…と聞いてすぐ場所のわかる人は相当な「乗り鉄」か「資料鉄」だろうが、ユーカリ…と続けば「あそこか!」とわかる趣味者もすこしは多くなると思う。 山万は千葉・神奈川県を基盤とする不動産デベロッパーで、千葉市のすこし北、臼井近くの里山を「ユーカリが丘」と名づけ大規模な都市開発を行った。その中を移動する交通機関に、中量輸送の手段として…
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ミキサンの再就職

ひたちなか海浜鉄道で もと三木鉄道のミキ300形が運行を開始、週末中心に運用されているというので乗りに行った。まずは勝田からキハ205、同社の国鉄形では唯一の冷房車。いつも通り中根で降りると周囲は黄金色の田んぼが広がり、時折冷たくも感じる秋風に稲穂が揺れていた。 三木鉄道は兵庫県に存在した第三セクター鉄道。播磨地区を南北に走る加古…
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雨がえる一匹

まもなく新幹線を迎える肥後五十万石の城下町、熊本。城を眺めて走る市電(熊本市交通局)が有名だが、もうひとつ市内に乗り入れている鉄道がある。熊本電気鉄道で、鹿児島本線の上熊本を起点に御代志(1986年まで菊池)へ伸びる菊池線、途中の北熊本から藤崎宮前へ分岐する藤崎線の2路線。現在電車は藤崎宮前~御代志で直通し、国鉄線とつながっていた上熊本…
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TAMADEN

わかやま電鉄貴志川線の貴志駅で勤務するスーパー駅長たま。ICHIGO-EC (いちご電車)、OMODEN (おもちゃ電車)に続くイベント電車第三弾として、たまをモデルにしたTAMADENこと「たま電車」がことしの春に登場した。前二者に続き同社デザイン顧問を務める水戸岡鋭治氏が監修、「たまんが」(こたすぎ2氏画)のさまざまなポーズ(全部で…
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TAMADEN2

わかやま電鉄貴志川線の貴志駅で勤務するスーパー駅長たま。ICHIGO-EC (いちご電車)、OMODEN (おもちゃ電車)に続くイベント電車第三弾として、たまをモデルにしたTAMADENこと「たま電車」がことしの春に登場した。前二者に続き同社デザイン顧問を務める水戸岡鋭治氏が監修、「たまんが」(こたすぎ2氏画)のさまざまなポーズ(全部で…
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遠い日の光

水戸から常磐線で一駅、勝田を起点に阿字ヶ浦(あじがうら)へ伸びる ひたちなか海浜鉄道湊(みなと)線。終点近くの海水浴場が賑わいを見せる夏季には、かつて上野からの直通列車も乗り入れていた。もとは茨城交通の鉄道線で、経営悪化から廃線の危機に直面したが (近隣の日立電鉄・鹿島鉄道は廃止されてしまった)、受け皿の第三セクター会社が設立されて20…
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再発信・再発見

人吉盆地の中央を、球磨川とともに一本の鉄道路線が伸びている。その名もくま川鉄道、特定地方交通線の第三次指定となった湯前(ゆのまえ)線を引き継いで1989年に開業した。 同線もその歴史は肥薩線に劣らず古く、開業は1924(大正13)年。終点の湯前から九州山地を越えて熊本~宮崎の連絡鉄道となる構想だった。宮崎県側の杉安・妻~佐土原(さどわ…
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丸窓之夢

長野新幹線・しなの鉄道(もと信越本線)の上田駅から「信州の鎌倉」別所温泉へ向かう上田電鉄。20分ほど走ると広がる田園風景は、秋には黄金色に染まる米どころ。下之郷(しものごう)駅近くで線路は90度のカーブを切っていて、同駅に進入する上下列車を一画面に収めることも可能だ。春まだ浅い3月に当地を訪れたのは、期間限定だった しなの鉄道国鉄色16…
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踏切注意

黄色い菱形に、煙を吐く汽車のシルエット。前方に踏切があることを示す道路標識は、そのものの虎縞警報機・遮断機と並んで、踏切の情景には欠かせない存在だ。 蒸気機関車というものは鉄道のシンボルとして間違いのない存在だけれど、日本の鉄道路線から本当の意味での蒸機牽引列車が消えて久しく、なのに標識だけ汽車が走っているのはおかしい……と、電車をモ…
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愛のさきあと

愛環から名古屋への帰り、八草(やくさ)で降りてリニモに乗り換えた。 「リニモ」―正式名称: 愛知高速交通東部丘陵線は2005年万国博覧会「愛・地球博」アクセス鉄道のひとつで、日本初の浮上式鉄道(法規上は軌道に区分)。浮上は電磁石の吸引力、推進はリニアモータによるHSST方式である。 名古屋から万博会場へ向かう場合は、地下鉄東山線~リ…
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アイこそすべて

国鉄~JRの旅客車両を観察すると、側面の左下隅に定員と並んで「東オク」とか「京キト」、「八ミツ」「海カキ」「米イモ」「大ナラ」といった標記を見ることができる。これらは、その車両(電車・気動車・客車)が所属する基地を示すもので、全国に車両を配置する国鉄ならではの標記だ。特急車両は一見わからないが、連結面に書いてある。 漢字一文字は、国鉄…
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木に竹を接ぐ

以前紹介したワンマン化による車両の改造についてのコメントから、ある車両のことを思い出した。 ワンマン運転、とくに車内で運賃を収受する区間では、運転台と運賃箱、降車口をできるだけ近くに配置するのが望ましい。いわゆる「レールバス」――JRローカル線・第三セクター用ディーゼルカーはそれを踏まえて設計されているし、JR電車でも701・E127…
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オモローないんか!

羽田空港の第2ターミナルを離れたANA関西空港ゆきは、なぜか第1ターミナル側A滑走路の南端に向かって走り出す。あっ、これがそのスジには有名な「ハミングバード・デパーチャー」か。滑走路34Lから離陸したボーイング767型機はエンジン出力を絞りながら左旋回、めったに通らない大田区の上空を通過して西へ向かう。 去る10月19日に京阪中之島線…
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走るマッチ箱

はげしい雨も、ぬれねずみになった私が伊予和気駅に転がり込むころには小止みになった。松山へ戻って駅のうどんでひとまず空腹を温め、道後温泉に入ろうと市内電車に乗り込む。もう青空まで見えてきたではないか。 湯に入る前に道後温泉駅からすこし戻りつつ、電車を撮れる場所が無いかと探していると、「ポーッ」と汽笛とともに角の先からいきなり2両の客…
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夏休みの自由課題(1) -長野の「ロマンスカー」

残暑お見舞い申し上げます。というわけで夏休みを取って間が空いたついでにすこし息抜きを。長野県へ行ってきた。 地方私鉄へ行くと、都会でよくお世話になった電車に再会することが多い。上田電鉄では東急7200系、松本電鉄では京王3000系。そしてしなの鉄道ではJR115・169系。 ひところはもと東急5000系(先代)の独擅場であった。…
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