テーマ:JR西日本

マドとデザイン

旅客の利用する車両にほぼ確実に存在しているのは、いうまでもなく窓だ。大型ガラス製造の進化により眺望を求める車両は大胆に大きく、反面軽量化の要請により新幹線では面積が小さくなったりしてはいるものの、客席があればほぼ窓は存在する。またその窓の配置は、車体の塗装などのデザインと影響しあう要素と言える。 国鉄時代の車両では、食堂車―新幹線36…
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ポニーが行く

2014のトップは“2014”がつとめることになったわけだが、やはり午年なので馬に由来する (そういえばあちらさんはソリを引っ張っている時期だろうか) 車両を取り上げることにしよう。C56形蒸気機関車、シゴロクとならぶ愛称は「ポニー」。 ポニーという愛称は、言うまでもなくウマの分類 (肩高さ147cm以下) から来ている。小さな身…
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開かずのマと開かずのマド

2000年代の山陽新幹線、エース格はやはり500系だったが、並んで山陽区間を代表したのが700系7000番台「ひかりレールスター」。おなじ700系でも白い東海道新幹線とうってかわり、500系のイメージを踏襲したグレー濃淡に山吹色のアクセントカラーが鮮やかである。 山陽区間の利用ではいつも〔ひかり〕に乗っていたし、東海道方面への行き来で…
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開店! おぃしい広島

2011年10月、「うどん県」という衝撃的な広告で世間の注目を集めた香川県。ことでんも「ぞぞー」と応援しているが、これに対抗して(?) 翌年3月、「おしい! 広島県」という一見自虐とも取れるキャッチフレーズでアピールをはじめたのが広島県だ。一部の名勝を除くとなかなか知られていない広島の隠れた名産・魅力をアピールする狙いだが、「おしいはお…
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抹茶とカフェオレ

単一塗色化がすすむJR西日本の国鉄形車両。岡山・広島支社の濃黄色は範囲の広さもあって、どこまで行っても変わりばえのしない光景になりつつある。いっぽう京都支社 (京都・滋賀地区) の統一色は緑、通称「抹茶色」。抹茶といえば宇治、その宇治は奈良線が通っているのだが、ここの103系は「うぐいす色」(黄緑)を保つ、というところがなんとも……。 …
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激変!? ビフォーアフター

全国の蒸気機関車を撮り集めていると、目の前を横に通過する蒸気機関車をもっと近くで感じたいという気持ちになってくるもの。それを実現させる方法のひとつは、実際に蒸機牽引の列車に乗ってみることだ。SL列車は全車指定席または整理券式であり、いわゆるイベントものの運行では指定券が「瞬殺」となることも珍しくないが、定期的に運行する路線では最繁期を除…
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セクション

東海道本線と北陸本線の結節点である米原駅。東海道線はJR東海と西日本の境界駅であり、新幹線とあわせて一日中乗り換え客の絶えることがない。 京都方面から来た新快速電車は編成の一部を切り離し、実態は各駅停車となって北陸本線へ直通する。そこから2つめの駅は上下線のホームがずれて配置され、両者の間にも妙な空間が存在する。この田村駅も、かつては…
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くるまがまるく

3月のダイヤ改正では、北近畿地区の特急〔こうのとり〕等で運用されてきたJR西日本の特急電車「183系」が引退となる。カッコつきで書いたのは、この183系(800番台)と本来の183(189)系は違う系列で、西日本のそれは485系から交直変換機器を撤去し直流専用車へ改造したものだ。 同地区では2011年から新型電車287系が登場し、それ…
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汽車から電車へ

かつての国鉄や、民営化直後のJR、その列車・電車を「汽車」と呼ぶ人の数は当時少なくなかった。機関車の牽引する列車のみを指すのではない。いまでも地方においてはそうなのだが、各家庭に配られた駅の発車時刻表 (駅前食堂・旅館によく貼られている) を確認した上で発車時刻に合わせ駅へ赴く、そんな「汽車ダイヤ」で運転されていた時代の名残だったろうか…
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上下と左右 -その1-

二種以上の車両設備を兼ね備えた車両「合造車」についてはここで何度も取り上げたてきた。グリーン車の需要が1両に満たない程度のときに普通席と折半するのが一般的 (例1, 例2) だが、大量輸送のイメージが強い新幹線にもグリーン+普通の合造車が存在する。 東北・上越新幹線のオール二階建て車両 "Max" E1系は、12両編成の9~11号車2…
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ひかりの彼方

1987年の夏、東京駅八重洲口コンコースにひとつの車両模型が展示された。東海道新幹線100系の次世代車両として開発が進められていた、仮称「スーパーひかり」の前頭部モックアップだった。 100系に似たとんがり鼻につづく車体はハイデッキ構造で、曲面ガラスの側窓から富士山や浜名湖の眺望を楽しめるものとされ、さらに客室先頭部は小田急RSEのよ…
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シモトリにマエパン

2006年3月、カウントダウンになっていた寝台特急〔出雲〕の撮影と、北近畿タンゴ鉄道 (KTR) の走破を目的に天橋立へ向かった。JR線のりつぶしはその前年に稚内で果たし、残る民営・公営鉄道の走破も進めていた時期だ。日本三景のうち松島と宮島は訪問済みだったから、残りひとつも眺めておきたいし、そこにケーブルカー (丹後海陸交通) があれば…
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みなみ風

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いします。 昨年はいろんな意味で鉄道の意義を問われた一年だったろうか。東北の大動脈となり、そして大きな試練を受けた東北新幹線も、「つなげよう、日本。」をキーワードとして復旧が進められた。関係者の努力によって4月29日に全線が再開通し、9月の平常ダイヤ復帰で〔はやぶさ〕の30…
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ミルクとチョコレート

JR京都線 (東海道本線) の下り電車で高槻(たかつき) を出発すると、しばらくして車窓右手に大きな茶色の壁が出現する。その正体はことし2月、同場所にある明治製菓大阪工場の壁面へ設置された巨大チョコレート、その名も「ビッグミルチ」。 明治チョコレートといえば、1編成をチョコレート色に装った「山手線命名100周年」E231系が記憶にまだ…
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ナンバーワンとオンリーワン

偶然にせよ狙った結果にせよ、試作車やトップナンバーの車両または編成が撮影記録に加わると嬉しいものだ。後続する量産車と姿形が違うこともしばしばだし、そうでなくても「1」という数字がついているだけで独特の存在感が放たれ、他車と別格に見えてくる。そんなこともあってか、それらの動向については注目されることが多い。 国電の代表・103系電車…
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みんなで半分こ

「電車」の英語略記として日本でよく知られるのは EC (Electric Car) だが、ほかに EMU (Electric Multiple Unit) という呼び方もある。複数の電動車ユニットをまとめた編成という意味で、動力分散方式が発達した日本の電車にふさわしい言い方といえる。 かつての電車は1両単位の電動車 (運転台つき) を…
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ベネシャン・ブラインドの謎

車両撮影をしていて、これは撮っておきたいと願いつつ叶わなかった系列・形式は山ほどあるけれど、そのひとつに国鉄381系がある。……と書くと、381系なら今でも撮れるだろうとツッコミが予想されるところだが、撮りたかったのはその窓、正確には窓の中にあるモノだった。 表題のベネシャン・ブラインド、金属製の横桟(スラット) が上下あるいは角…
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お届けものです。

鉛色の冬空から時折雪が舞う京都・大阪府境は、色はなくなったが雑草が消えてすっきりした。ここでいつものように車両を撮影、狙いは向日町・京都総合運転所からの〔文殊1号〕〔雷鳥33号〕回送だ。 もうそろそろ通過する時刻……という頃合いに、左手からひょいとあらわれたのは朱色の凸型DL。ん? DD51牽引の貨物がここに? と一瞬思ったが、うしろ…
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パンに関する3題

世界初の寝台座席兼用電車「月光形」581系電車の登場 (1967年) から半世紀近く経った。現在残る581・583系はJR東と西に計42両。最後の優等列車運用を続ける〔きたぐに〕3編成に、東北地区で国鉄色のまま残る波動輸送用2編成 (1編成は近日廃車と報じられた) と、終焉近しの気配が漂う。 特急用としていくつかの問題を抱えていた…
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雪にカナリア

底冷えのする広島の夜にちらちら舞い始めた雪は、翌朝になると山肌を薄白く染めていた。温暖な気候と思われる瀬戸内海周辺、しかし中国地方西部では日本海側気候の影響が及んでくる。冬季によくある東海道・山陽新幹線の遅れは関ヶ原付近の降雪だけが原因と思われがちだが、山口県内で雪による減速運転のためというケースもそれほどめずらしくない。 未明の可部…
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古豪と新風

11月6日、国鉄特急形の歴史にひとつの区切りが加わった。特急〔はまかぜ〕に使用されてきたキハ181系がこの日限りで定期運行を終了、翌日から新型キハ189系に置き換えられている。ダイヤ改正でもなんでもない時期の、しかも土日にかけて車両交代となったのは、6日が山陰冬の風物詩ズワイガニ漁の解禁日だったから。キハ189系の投入自体、当初来年 (…
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秋色に翔ぶ

東海道本線・山崎駅近辺は、通過列車のバリエーションもあって撮影者の絶えない場所だ。駅脇の通称「サントリーカープ」―残念ながらフェンスが立って撮影のハードルも高くなったが―をはじめ、名所とされる場所も多い。そのなかで気になる存在が、長岡京との中間にあるビール工場脇の水田で秋に咲くコスモスだった。 ことしもその時期を迎え、しかも来年春には…
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銀の道はるか

兵庫県の山中にある生野(いくの) 鉱山は銀の産出で遠く戦国時代から賑わい、明治時代には物資運搬のため鉱山と姫路を結ぶ高規格の道路が整備された。やがてその役目は播但(ばんたん) 鉄道―いまの播但線に取ってかわられ衰退したが、その歴史を振り返るべく「銀の馬車道」と呼んで沿道各所の観光整備が進められているという。播但線を走る車両にも「銀の馬車…
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アコモ・こもごも

アコモ……って何? というファンの方々も多くなったのでは。モーターとは関係がない。金融関係でもないし、もちろん藻でもない。 ……正確にはアコモデーション (accommodation) と称する。いくつか意味があるが、ここでは座席や寝台など接客設備を指す。国鉄時代は客室設備をアコモと称することが多く、座席のちょっとしたグレードアップで…
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思い出ほのかに

毎年恒例の 鉄道ファン 特集「JR車両ファイル」。この一年間、JR車両にあったダイヤや車両の変化を振り返ろうと誌面を開けば、「えっ? そんなものまで?」と驚くような廃車や廃形式、運用離脱の報を見つけてしまう。とくに国鉄形の衰退が著しい昨今、一覧表に冷たく記された処遇に心が痛むこともある。 大糸線北部で活躍してきたキハ52も、そんな車両…
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海をわたる鉄道

鉄道は水没区間を走ることはできない。それは当然のことだ。しかし地盤のきわめて緩い場所、たとえば北海道など開拓地の湿地帯や河川敷などでの物資運搬では、最も手っ取り早く造れるのはじつは鉄道だった。雑誌でそれを取り上げたものを見たのだが、まともに走れるのかと思うほどぐにゃぐにゃの軌道が印象的だった。まあ速度が必要とされないところだし、その程度…
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消エル特急

JR駅に特急が到着するとき、「トクベツキューコーレッシャ」とアナウンスされた経験をお持ちの方も多いと思う。特急の正式名称は特別急行(列車) で、JRの旅客取扱規定上は急行列車に位置づけられる。 戦後~1960年代までは1日1~数本というそれこそ特別な存在であったのだが、新幹線とともに特急網が整備される過程で、幹線はしだいに「特急街道」…
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北国のノクターン

急行〔きたぐに〕は現行列車唯一となった電車三段B寝台のほかに、A寝台にグリーン車・自由席座席車までを一編成に組み込んでいることも大きな特徴だ。ほかのブルトレ等とおなじく同列車の運用以外は車両基地に留まり、昼夜分かたず走り続けた日々は遠い過去のものになってしまったけれど、列車内で昼と夜が同居する形態もまた同系の特徴を存分に活用したものだと…
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月下のセレナーデ

583系特急形電車。昼行と夜行両方の設備を背負い、国鉄の主要電化路線を走り続けた系列もまた、去り行く国鉄形として注目される存在。いまではそれ自体も貴重な夜行急行〔きたぐに〕を最後の定期運用とし、老体に鞭打って全力走行を続けている。 581・583系列を「月光形」と称するのは、そのデビューが寝台特急〔月光〕だったことに由来する。もと…
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カワセミとフクロウ

パンタグラフ。電車に欠かせない部品のひとつで、道路標識「踏切あり」でもすぐにそれと連想させ、子供たちが描く「でんしゃ」の屋根に間違いなく乗っている、ひし形の物体。pantograph とはもともと製図部品、組み合わせた棒とリンクの働きによって原図を複写または拡大縮小する道具で、枠の動きがそれを連想させることからついた名前だ。 7…
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