テーマ:交直流電車

スワローとタキシード

縮小傾向が止まらない首都圏のJR近距離特急にあって比較的高い需要を残しているのが、朝夕の「通勤ライナー」的な特急列車だ。特急列車の回送を活用し、上野→大宮で座席整理券方式(定員制) で運転開始した〔ホームライナー〕を正式に特急へ戻したもので、首都圏に限らず各地のライナーに共通の流れといえる。特急格上げイコール値上げと受け取れそうだけれど…
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バランスとアンバランス

無味乾燥ともいえる通勤電車も、規格的な窓にドアの行列、過度な装飾のないスタイルといった部分に「機能美」を感じることがある。まもなくJR車がE233系7000番台に統一されようとする埼京線も開業最初は103系で、悲鳴のようなモーター音を響かせて池袋~新宿間を疾走する姿は一時期よく見ることがあった。うるさいと思うことのほうが圧倒的に多かった…
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セクション

東海道本線と北陸本線の結節点である米原駅。東海道線はJR東海と西日本の境界駅であり、新幹線とあわせて一日中乗り換え客の絶えることがない。 京都方面から来た新快速電車は編成の一部を切り離し、実態は各駅停車となって北陸本線へ直通する。そこから2つめの駅は上下線のホームがずれて配置され、両者の間にも妙な空間が存在する。この田村駅も、かつては…
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梅ほのか

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いします。 毎年12月なかばに春のJRグループダイヤ改正の概要が発表され、大きく変動する (特に廃止や引退) 列車や路線の撮影で沿線が賑わいだすのが年末年始のこの時期ということになる。今季も例年よりはすこし遅く、2012年12月21日にプレスリリースとなった。少なからぬ人が…
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汽笛一声・2012

喧騒の中ですこし聞き取りにくい肉声の案内放送、長々と発車ベル(ブザー)が鳴らされた後、ドアを閉めておもむろに発車していく特急電車。車内では一呼吸置いてから案内放送がある。その冒頭に流れる「鉄道唱歌」のオルゴール……これが国鉄「特別急行電車」出発の儀式であった。 10月14日は鉄道の日。日本の鉄道が正式開業して140周年、そして国鉄が分…
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ミルクとチョコレート

JR京都線 (東海道本線) の下り電車で高槻(たかつき) を出発すると、しばらくして車窓右手に大きな茶色の壁が出現する。その正体はことし2月、同場所にある明治製菓大阪工場の壁面へ設置された巨大チョコレート、その名も「ビッグミルチ」。 明治チョコレートといえば、1編成をチョコレート色に装った「山手線命名100周年」E231系が記憶にまだ…
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まあだだよ!

上野を出た常磐線電車は日暮里から急カーブで東へ進路を変え、北千住から緩行線 (千代田線直通) が加わると非常に線形の良い複々線区間となる。かつて103系がモーター音を高らかに響かせ疾走したところだ。それも取手で終わり、すると車窓は一気に開けてくる。 この取手~藤代間は古くからの撮影名所。広がる水田の真ん中を線路が突っ切るというロケーシ…
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北の大地に思いを馳せ

全国の電化区間をくまなく走った国鉄特急の一大勢力、485系。きわめて汎用的・国鉄らしい車両といえるが、その中でも特殊なグループが存在する。ひとつは横軽協調対応の489系、もうひとつは北海道向けの485系1500番台だ。 北海道最初の電化区間は函館本線小樽~滝川間。旭川まで電化されて以降、札幌~旭川間では711系交流電車が近郊形なが…
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パンに関する3題

世界初の寝台座席兼用電車「月光形」581系電車の登場 (1967年) から半世紀近く経った。現在残る581・583系はJR東と西に計42両。最後の優等列車運用を続ける〔きたぐに〕3編成に、東北地区で国鉄色のまま残る波動輸送用2編成 (1編成は近日廃車と報じられた) と、終焉近しの気配が漂う。 特急用としていくつかの問題を抱えていた…
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Snow Rabbit 2011

謹んで新年のお慶びを申し上げます。本年もどうぞよろしくお付き合いください。 本2011年は卯年すなわちウサギの年。ウサギにまつわる車両や列車としては近鉄「ラビットカー」、あるいは宇都宮線の快速〔ラビット〕などが思いつくところか。智頭急行〔スーパーはくと〕 (はくと=白兎) もあるけれど、こちらは別の機会に取り上げたい。ちなみに、その名…
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北へ

北の大動脈・東北本線が全線開業したのは1891年、つまり現在から120年も前のこと。日本最初の私鉄であった (実態はかなり官営鉄道に近かったとされる) 日本鉄道によって、1895年の建設開始からわずか6年で全通した。時の総理大臣が「これで東北が凶作でも餓死者は出ないと安堵した」というから、それほどに東北への鉄道敷設は国策上重要な項目だっ…
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秋色に翔ぶ

東海道本線・山崎駅近辺は、通過列車のバリエーションもあって撮影者の絶えない場所だ。駅脇の通称「サントリーカープ」―残念ながらフェンスが立って撮影のハードルも高くなったが―をはじめ、名所とされる場所も多い。そのなかで気になる存在が、長岡京との中間にあるビール工場脇の水田で秋に咲くコスモスだった。 ことしもその時期を迎え、しかも来年春には…
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あかべぇの里へ

今年の夏はいろいろな事情で時間が取れず、そんな中での貴重な休日を使ってなんとかリフレッシュせねば! と、福島県会津地方を訪れた。その中心となる会津若松には磐越西線・只見線・会津鉄道が乗り入れ、列車もC57牽引の〔SLばんえつ物語〕を筆頭に、多種多彩な車両が集まる楽しい場所だ。 前夜新幹線で乗り込んだ郡山から、車で磐越道に向かう。ま…
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i-s' Eyes

JR東日本の在来線は営業キロで6,000km余り。複線(以上) を考慮した本線の軌道総延長は約9,600kmに達する。広範囲にわたるその路線網を守る総合検測車両は、現在ではE491系電車「East i-E」(イーストアイ・ダッシュE) とキヤE193系気動車「East i-D」(ダッシュD) の二形式が分担している。先に登場した新幹線総…
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消エル特急

JR駅に特急が到着するとき、「トクベツキューコーレッシャ」とアナウンスされた経験をお持ちの方も多いと思う。特急の正式名称は特別急行(列車) で、JRの旅客取扱規定上は急行列車に位置づけられる。 戦後~1960年代までは1日1~数本というそれこそ特別な存在であったのだが、新幹線とともに特急網が整備される過程で、幹線はしだいに「特急街道」…
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北国のノクターン

急行〔きたぐに〕は現行列車唯一となった電車三段B寝台のほかに、A寝台にグリーン車・自由席座席車までを一編成に組み込んでいることも大きな特徴だ。ほかのブルトレ等とおなじく同列車の運用以外は車両基地に留まり、昼夜分かたず走り続けた日々は遠い過去のものになってしまったけれど、列車内で昼と夜が同居する形態もまた同系の特徴を存分に活用したものだと…
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月下のセレナーデ

583系特急形電車。昼行と夜行両方の設備を背負い、国鉄の主要電化路線を走り続けた系列もまた、去り行く国鉄形として注目される存在。いまではそれ自体も貴重な夜行急行〔きたぐに〕を最後の定期運用とし、老体に鞭打って全力走行を続けている。 581・583系列を「月光形」と称するのは、そのデビューが寝台特急〔月光〕だったことに由来する。もと…
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ふるさと発なつかし経由おもいで行き

またひとつ……いやふたつ、夜行列車の灯が消える。 2010年3月13日のJRグループダイヤ改正で、最後の14系ブルートレイン―寝台特急〔北陸〕と、最後のボンネット形特急電車489系を使用した急行〔能登〕両列車の廃止が発表された。代替として週末や学休期間に臨時夜行急行が運転予定とされるが、現行の車両はいずれも廃車と思われる。 夜行長距…
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特急電車の横顔

10月1日から、北陸本線の特急〔サンダーバード〕が683系4000番台の投入で増発される。4000番台自体は6月から営業運転を開始していたが、これは北周り〔はくたか〕の増発に681系を捻出する目的だった。このため485系〔雷鳥〕に動きは無かったのだが、10月以降はいよいよ影響が及んで、残る列車はパノラマグリーン車(クロ481-2000/…
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バクシュウ問題?!

5月下旬から6月上旬にかけて、本州各地は麦の収穫時期「麦秋」を迎える。 地形図では水田となっている場所も、二毛作あるいは作付けの回転で、秋蒔きの麦が植えられているところも少なくない。秋の稲穂とはすこし違った濃いめの黄金色もお気に入りで、田植え前の数日間だけ撮れる「水鏡」―撮れない年もある―に続く、フィールドワークのお楽しみになってきて…
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Smoke Free

きょう6月1日から、JR東海・西日本の中~長距離列車(他社乗り入れ含む)が全面禁煙となった。両社とも短距離特急については禁煙化されており、今回の変更でJR在来線の座席車がすべて禁煙車となる。新幹線でも東海道・山陽新幹線のN700系・500系8両、JR東日本・九州の全車が完全禁煙である。 JR西日本では、一部車両にあった喫煙コーナーも灰…
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差し挟まれて候

国鉄~JR電車(四国・貨物を除く)における形式称号の冒頭には、「モ」「ク」「サ」のいずれかが来る。それぞれ電動車・制御車・付随車であり、とくに制御電動車は「クモ」を称する。 「モ」と「ク」の意味するところが「モーターのモ」と「駆動のク」であることに異論は少ないだろうが、「サ」の起源は諸説あって確定していなかった。主(あるじ)に仕える「…
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色の記憶・音の記憶

正調・国鉄特急色を身にまとう電車は、もう残り少なくなった。特急として定期的に走るのは〔雷鳥〕―ついに683系への全面置き換えが決まった―、それに準じたもと485系の〔北近畿〕などだけ。それらと並んで奇跡的に生き残り、電車特急50年の歴史を今に伝えるボンネット形の先頭車、クハ489。かつて「碓氷のシェルパ」EF63と峠を越えた車両は、上野…
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走る変電所

いつごろからこの通称がついたのか定かでないが、モハ484という形式はまさに「走る変電所」と呼ぶにふさわしい。MM'ユニットのうち"484"という偶数形式で、3種類の電源(DC1,500V, AC20,000V60Hz, 50Hz)を取り入れて隣の奇数形式モハ485(主制御器を持つ。写真では左隣)に供給し、モーターはその制御器の支配下にあ…
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瑞穂の国で

車両をサイドビューとするには一定の条件がある。 線路と同一の高さで正対する これは絶対。 線路から一定の距離を取れる あまり広角域では歪曲などの収差や動体ぶれなどが避けられない。 周囲が開けている 左右があまりに窮屈だとタイミングを取るのが難しい。また住宅地の真ん中でカメラを振るなど不審な行動はできれば避けたいところ。 ゆ…
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