Smoke Free

きょう6月1日から、JR東海・西日本の中~長距離列車(他社乗り入れ含む)が全面禁煙となった。両社とも短距離特急については禁煙化されており、今回の変更でJR在来線の座席車がすべて禁煙車となる。新幹線でも東海道・山陽新幹線のN700系・500系8両、JR東日本・九州の全車が完全禁煙である。
JR西日本では、一部車両にあった喫煙コーナーも灰皿を使用不可としている。683系2000番台〔しらさぎ〕のグリーン車後部にあるフリースペースは灰皿を備えて実質的に喫煙コーナーだったが、ここも禁煙になった。ちなみに私自身は吸った経験も全くなく、喫煙者に多く見られる無配慮ぶりに辟易しもするので、この傾向自体は評価できる。

画像

クロ682-2006

  • 北陸本線 丸岡←春江 2009-2
  • D700, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D
  • ISO200, 1/320, f8
  • RF2009-05-061

同日に営業運転を開始した新型「サンダーバード」683系4000番台も全車禁煙なのだが、当初は車内に3箇所の喫煙ルームを設置という話だった。ところがことしになって鉄道各誌に載った車両紹介でそのことはまったく触れられないし、車内配置図にも空白が記載されているだけだ。設計~製造の途中で方針が変わったようで、いままでの車両が完全禁煙になる(3両編成とも併結する)以上、バランスが取れないと判断したのだろう。貴重なスペースを割いて設置した喫煙ルームは「開かずの間」になってしまう模様。

正直なところ、あけっぴろげな喫煙コーナーは論外として、喫煙ルームの設置にも私は賛成できない。いままでならヘビースモーカーが禁煙車を積極的に選ぶことはないから、そういう人が禁煙車にまぎれるケースも稀だったのに、ルームの設置でその制約が外れてしまったからだ。N700系に乗ると、隣席の人が喫煙コーナーに行ったことは匂いですぐわかるし(そういうところに本人がまず気づかないところにも問題がある)、喫煙車が近くにある場合も含め、トンネルなどでは排出煙が禁煙車にまでわずかに伝わってくる。〔はくたか〕で喫煙車の直後が指定されると、なんだか損をした気分にもなるくらいだ。
国鉄時代は逆で、80年代に入ってようやく登場した禁煙車も特急自由席に1両と、鉄道に限らず交通機関の喫煙はほぼ自由だった。「ドン行」の客車やディーゼルカーに乗ればブレーキシューの焼けやエンジン・車軸の油分などとタバコのヤニ臭が交じり、それはそれで旅情というか懐かしさを感じたものだが、昨今の禁煙志向・受動喫煙への問題意識の高まりには逆らえようもない。

JR九州の一部特急車に設置されていた喫煙室は、完全禁煙化に伴い電話室に取り替えられた。公衆電話が置いてあるのではなく、携帯電話の通話はこちらで……というスペースである。こちらもマナーには配慮いただきたく。

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