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zoom RSS つどい2014

<<   作成日時 : 2014/01/01 00:00   >>

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謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いします。

たくさんの魅力的な車両が登場した2013年の新車から年頭を飾る車両はどれにしよう……「ななつ星in九州」、あるいは午年だから「ポニー」C56とか、考えた末に決めたのは「つどい」である。
ご存じのとおり昨年は伊勢神宮の一大行事、二十年に一度の式年遷宮であった。これに向けた観光客の増加に応じて近畿日本鉄道(近鉄) が投入したのが、50000系 観光特急「しまかぜ」。2-1列の革張りシートに二階建てビュッフェ車両を連結した2編成は、輸送力重視の近鉄特急にあって異色の車両だが、現在もなお利用が好調で第3編成の増備が決まっている。そしてもうひとつが観光列車「つどい」。伊勢神宮のお膝元、伊勢市駅から山田線・鳥羽線・志摩線を経由して終点の賢島(かしこじま) まで走る列車だ。で、「しまかぜ」でもなくこの車両をなぜ選んだかというと……

モ2014 近鉄

モ2014

  • 近鉄志摩線 松尾←加茂 2013-12
  • D7100, AF-S NIKKOR 70-200mm F4G ED VR, ISO160

近鉄、特に通勤系車両の系列分けの複雑さはよく知られるところ。試作車で1系列、量産型で新系列、仕様が変わると別系列、投入路線が違うので別系列……路線ごとに車両の定規(車両限界) がすこしずつ異なっていたこと、南大阪線の軌間が1,067mm (一般路線が1,435mm) であること等が遠因である。それでも1990年代にはかなり統一が進み、「シリーズ21」と呼ばれる2000年代の車両では、仕様がほとんど同じになってきた。
今回「つどい」車両に抜擢され大改造を受けたのは、大阪・名古屋線むけ車両2600系グループの一員である2000系 (この時点でなんだかおかしい気がするが、採番の都合のようだ)。3両編成の2107編成(ク2107-モ2013-モ2014) が、独立した2013系を名乗ることになった。2107編成は2000系内で唯一トイレ付きだったことで改造種車になったようだが、語呂の良さも一因ではなかろうか。なお2600系は4扉車でありながらボックスシートを配置し、編成内にトイレも設けられた長距離および団体輸送むけ車両であった。

モ2014 近鉄

モ2014

  • 近鉄山田線 明星←明野 2013-12
  • D7100, AF-S NIKKOR 70-200mm F4G ED VR, ISO160

外装は車両ごとで左右がほぼ同じイラストが並んでいて (配置は一部入れ替えられていることがわかる)、列車が走る伊勢志摩の名所風物がモチーフである。座席はすべて窓側を向いており、賢島方3号車の定員が最も多い。その外装は志摩の海、リゾートレジャーの代表ともいえるゴルフ(近鉄賢島CCがイメージか)、賢島駅の特別駅長も務めた志摩マリンランドのペンギン、そして英虞湾の海女さん。踊る女性は「パルケエスパーニャ」(鵜方駅からバス) のフラメンコステージ。運転台(助士側)直後には子供用運転台が設置されている。

モ2013 近鉄

モ2013

  • 近鉄志摩線 松尾←加茂 2013-12
  • D7100, AF-S NIKKOR 70-200mm F4G ED VR, ISO160

2号車は厨房を備えたフリースペース車両 (車端部に座席あり) で、車内イベントや軽食の提供が行われる。外装はもっとも大胆で、フグ・タイ・伊勢エビにアワビと海産四天王のイラストが一部の窓も覆って展開する。散りばめられた丸は英虞(あご) 湾の名産、真珠のイメージだろうか。現在「アーバンライナー」が定着している名阪特急は、一時期「パールズ」という名称で走っていたし、プロ野球近鉄球団のチーム名は創立当初「パールス」であった。

ク2107 近鉄

ク2107

  • 近鉄山田線 明星←明野 2013-12
  • D7100, AF-S NIKKOR 70-200mm F4G ED VR, ISO160

伊勢市方1号車は半室が「風のあそびば」というフリースペースで、開け放ったドアの一部がスリット状になっていて外気を取り入れられる。南海「天空」、JR東海「Train117」などでもおなじみのスタイル。外装テーマは伊勢、遷宮なった神宮とその門前「おかげ横丁」。右側の窓なし区画は改造の決め手となった(?)トイレ、左側運転台後に見える「人影」はパルケのキャラクター、ダルとチョッキー(人形)。

「つどい」の運行はすこし変わっている。2往復4本の列車は伊勢市からではなく、まず賢島からスタートするのだ。また伊勢市の駅構造は折り返し不可のため、到着した列車は車庫のある明星(みょうじょう) まで回送される。つまり列車としては2往復だが、車両自体は明星〜賢島間を3往復している計算となる。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
あけましておめでとうございます
私の方は、午年だし「ポニー」ね、と安易にC56です(笑)
近鉄はこんなラッピング車両も走っているんですね。関西の私鉄の中で唯一特急料金を取る近鉄。特急車両も他の私鉄と違って、力入っていますよね!JR派の私ですが、「しまかぜ」も一度乗ってみたいです。
今年もよろしくお願いします。
さくらねこ
URL
2014/01/01 01:01
さくらねこさん あけましておめでとうございます。

近鉄のラッピング車では、広告、あるいは終了しましたが「京都〜奈良」の柄もありましたが、伊勢志摩にも新たに走り出しました。そこに新年2014の車両があるとなれば、撮りに行かないわけには(笑)
広大な路線を展開する近鉄では一般車でもクロスシート、5800系や「L/Cカー」があります。でも中距離移動くらいになると確実な着席とかゆったりした移動空間を求めて特急券を買います。「しまかぜ」は割高な料金にもかかわらず現在でも非常に人気が高い列車ですが、「つどい」も負けず好調なようです。こんどは「しまかぜ」もじっくり狙ってみたい……もちろん機会があれば乗車も、ですね。

今年もよろしくお願いします。
宮本康宏
2014/01/02 23:55
宮本さん、遅くなりましたが明けましておめでとうございます!。
ご活躍のようで何よりです。近鉄特急はかなり縁遠くですが、車、路線開発頑張っていますね。
今年もよろしくお願いします(^_^)
teru
2014/01/03 14:07
teruさん あけましておめでとうございます。

近鉄は一般車はもちろん特急車もかなりいろいろな種類が走っていますね。それに他民鉄にまず無い「団体専用車両」「鮮魚列車(行商専用)」というものまで……興味は尽きませんが、まじめにつきあっていたらいくら時間があっても、という(笑) 「しまかぜ」や、この「つどい」は食も楽しめるそうですから、一度くらいは体験したいなあと思います。

今年もよろしくお願いします。
宮本康宏
2014/01/06 22:11
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

最近は何かと多忙で自身のブログの更新すらなかなか出来ていない状態ではありますが、いつも一つ一つの作品を拝見させて頂いております。

昨年は様々な列車がデビューしましたが、“ななつ星”や“しまかぜ”は特にデビューにあたりメディアなどから注目を集めていましたね。
こちらの“つどい”も誌面等で見る機会がありましたが、色鮮やかで何とも賑やかな装いですね。
車内も様々な工夫が凝らされていて、こちらでいう旭山動物園号に通ずるものがありますね。

それでは今年もどうぞ宜しくお願い致します。
特急北斗
2014/01/08 16:01
特急北斗さん
松の内が明けて寒中お見舞いとなりますが、今年もよろしくお願いします。いつもご覧いただきありがとうございます。

昨年の大きな話題といえば「ななつ星」に「しまかぜ」ですね。世間一般にも広く知られた豪華な列車旅ですが、それらも含め「旅」と「食」に対して真剣に向き合った列車がこのところ増えてきているなと感じます (反面、フツーの列車については車販や自動販売機の縮小などお寒い限りですが)。この「つどい」でも軽食が提供されるそうです。
プレイスペースの設置や、車両ごとに特色ある外装をほどこしたという点では、「旭川動物園号」は先輩にあたりますね。そちらの新しい姿も、はやく記録しに行きたいと思っております。
宮本康宏
2014/01/10 23:17

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