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<<   作成日時 : 2013/12/07 00:00   >>

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2000年代の山陽新幹線、エース格はやはり500系だったが、並んで山陽区間を代表したのが700系7000番台「ひかりレールスター」。おなじ700系でも白い東海道新幹線とうってかわり、500系のイメージを踏襲したグレー濃淡に山吹色のアクセントカラーが鮮やかである。
山陽区間の利用ではいつも〔ひかり〕に乗っていたし、東海道方面への行き来でも新大阪や新神戸で〔ひかり〕を乗り継いだことは一度や二度ではなかった。「ひかりレールスター」は〔のぞみ〕通過待ちを原則行わず、最高速度も285km/hと遜色ない (むしろ300系の充当を考慮した臨時〔のぞみ〕のほうが低かったとも)。それなら山陽区間で〔のぞみ〕を選ぶ理由もない……と乗客誰しも思うわけで、当時のレールスターはいつも満席かそれに近い混み具合で、名前通り山陽新幹線のスターといえる存在だった。

723-7001

723-7001

  • 山陽新幹線 姫路←西明石 2011-5
  • D700, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D, ISO250

山陽新幹線は航空機などとの競合が激しく、JR西日本では0系を2-2列化した「ウエストひかり」などで対抗してきたが、レールスターはそれにつづく車両として2000年に投入された。JR東海と共同開発した700系を8両に短縮した上で独自のインテリアを採用し、指定席には「サルーンシート」と呼ぶ横2列-2列の座席を配置、最高速度や所要時間はもとより、このゆとりこそがレールスター最大の武器であった。
客室最前列は壁テーブルを大型化しAC100Vコンセントを準備した「オフィスシート」、車内放送を行わない「サイレンスカー」、8号車には4人用の個室(全4室)など、さまざまなニーズにこたえた席を設定。みどりの窓口とJR西の指定席券売機「みどりの券売機」 ではそれらの指名買いも可能だった。ひじかけのはね上げが不可能なかわりに、8号車ではひじかけに載せるチャイルドクッションを貸し出すサービスも実施されていた。一部デッキには「旅指南」という、時刻検索やプリントアウトができる端末が設置された (2008年に廃止)。

そんなレールスターの栄光は2011年の九州新幹線全通で転機を迎える。新大阪〜鹿児島中央間直通〔さくら〕への置き換え、およびN700系との交代で、翌年には〔ひかり〕の運転自体がほとんどなくなったため、現在は500系7000番台とともに〔こだま〕の担当である。「ひかりレールスター」で設定されていた独自の指定席は全廃、8号車の個室も〔こだま〕では発売されず、のちに仕切扉は施錠された。
指定席は5・6号車 (500系はもとグリーン車の6号車) だが、需要喚起で発売開始した〔こだま〕指定席限定の格安切符が好調だそうで、一部列車は4号車も指定席で運用 (500系はことし10〜12月に4・5号車の座席を横4列化) している。とはいうものの、自由席まで混雑することの方が少ない「こだまレールスター」で7・8号車を選ばないのは損だ。そんなわけである朝レールスターの8号車、下り列車最後列に座って旅をはじめたのだが……
「あれ?」
席の後ろと個室の間には衝立があり、間がすこし空いている。壁をぴったり寄せてしまうと向きを反転した時に足の置き場がなくなるので、1列分を空けて荷物置き場と業務物置でスペースを埋めているのだ。そこに窓はついていないのはまあ自然なことだが、この車両を外から見ても窓間隔は開いていなかったはず。

724-7506

724-7506

  • 山陽新幹線 姫路→西明石 2013-3
  • D700, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D, ISO250

下車駅で外から眺めてみて (早朝だったため通過待ちが一度も無かった。〔こだま733号〕とはえらい違い!) ようやく理解できた。窓は等間隔で連続しているものの、一般席と個室の間にある1個 (右から5番目) はロールカーテンが下ろされていたのだ。客室側はパネルで隠されているので、このカーテンは決して開くことがない。一種の偽装窓、というと聞こえが悪いから疑似窓といえる。それにしてもあまりにも自然に並んでいるため、今の今まで気づかなかった……。
窓配置が0・3000番台と同じなのは構体を共有することと、個室を撤去し一般席へ戻すことを容易にするためと考えられる。個室部が一般客室と完全には仕切られていないのも、それを裏付けるものである。前述の通り個室はほとんど使用されないが、カーテンは開いていて車外からならその様子はうかがえる。ちなみに試運転列車とドクターイエローはカーテンを全閉状態にして走るのが通例。

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