はこだてブルー

JR北海道の電化区間は6月からの学園都市線を入れてもまだまだ限られているし、2両以下を組める電車も在籍しないので、ローカル区間の普通列車は気動車が基本となる。「津軽海峡線」の函館~中小国間も電車は特急のみ、かつての快速〔海峡〕は衰退期にあって異例の客車列車だった。
現在、函館運輸所の普通列車むけ車両はすべて両運転台・ワンマン対応のキハ40形700・1700番台で、需要に応じた編成を組んで函館本線 (長万部まで) と江差線で運用されている。白地に萌黄色の腰帯を巻いた北海道標準色は、サブカラーが他地区のラベンダーパープルではなく、〔北斗〕キハ183系とおなじコバルトブルーになっているのが隠れたワンポイント。

キハ40 836

キハ40 836

  • 函館本線 赤井川→駒ヶ岳 2012-5
  • D700, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D, ISO200

JR旅客6社で運用され、現時点では気動車最大勢力になったキハ40系列。最初に登場したのは、北海道向け酷寒地形のキハ40形100番台である。かつて栄華を誇った急行形気動車のキハ58系列も、北海道向けキハ56・27が最初の落成だった。他の北海道形とおなじく客室側窓は二重窓になっていて、開口部の小ささが重々しい印象を与える。実際、キハ40系列は重い車両であるが……。
1977年に製造されたキハ40 101~116は一次車とよばれ、ボックスシートを片側6組、両脇にロングシートを配置する。トイレ用の水タンクは屋上に置かれ、一次車は面取りした角型だったが、上掲のように二次車以降の「かまぼこ型」に換装された車両もあるのでそれだけでの判別は難しい。それよりは側面の見た目で判別したほうが簡単だ。本州形の500番台では501~520が該当するが、現状では淘汰が進んでいるためなかなかお目にかかる機会がない。JR北海道のワンマン改造では全車700番台に改番され、原番号と関連がなくなっている。ただし一次車に限り826~841にまとめられた。

キハ40 1716

キハ40 1716

  • 石北本線 将軍山→当麻 2011-2
  • D700, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D, ISO200

117以降はトイレ側のロングシート部を延長するため、2組の4人ボックスが2人掛けに変更された。このため側面は大窓の途中に小窓がはさまる独特の形態となり、乗ったことのない身にはなぜこんな配置になっているのか不思議に感じたものだった。ほかには前述の水タンク形状や、台車の変更などが相違点となる。
1700番台は機関換装をはじめとする更新工事を受けた車両で、屋上水タンクを室内に移動して印象が若干異なる。JR北海道では在籍する全車にこの工事を進めている段階で、車号は旧番+1000とされている。登場時の標準塗装、朱色5号「首都圏色」(通称タラコ色) となった釧路所の3両では、777号 (←キハ40 248) が未更新のため「ラッキーセブン」なのだが、これも近いうちに改番されてしまうのだろうか。

この記事へのコメント

2012年05月27日 12:09
こんにちは

この青の違いはわたしも
気になっていて…
わたしの好みはパープルよりです♪

長万部だと山線と函館のヨン丸くんが
一同に会すので隣り合って
色の違いが比べられるんですよ(^^)
2012年06月06日 23:37
Anさん こんばんは。お返事が遅れてすみませんでした。

北海道キハ40形のラベンダーとブルーの違いは、ここ数年で意識するようにはなったんですが、印刷物だとなぜだかわかりづらかったりして、やはり実物を見なければと当地を訪れ、ようやく確認することができた次第です。私は深みのある函館色のほうが好みかなあ……
長万部駅は函館車と苗穂・苫小牧車の双方が乗り入れるので、隣どうし並ぶこともあるわけですね。同駅には乗り換えで下車したこともあるんですが、「かにめし」へ完全に気を取られまして(笑)