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<<   作成日時 : 2010/04/15 23:30   >>

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新在直通とかミニ新幹線といったキーワードを世に広めた「山形新幹線」の開業からことしで18年。新幹線とはいっても、福島から先の当該区間は従来の奥羽本線を改軌して新幹線電車が乗り入れられるようにしたもので、現在東北〜北海道・北陸そして九州で建設の進む整備新幹線とは成り立ちが異なる。
実際、奥羽本線に沿う形での新幹線計画も一応存在する (基本計画線) し、長野新幹線など整備新幹線でもミニ新幹線という案が出たくらいだが、山形・秋田新幹線はあくまでJR東日本の自社事業として行われたものだ。本来の新幹線とは法律的にも別物だし、最高速度は130km/hと高速性は大きく損なわれてしまうけれど、フル規格で建設したときの期間や費用そして並行在来線の問題を考えると、どちらが良かったかは一概に決められない。建設に当たってJR東の単独事業では採算が厳しいことから、自治体・地元企業と共同出資した「山形ジェイアール直行特急株式会社」が設備改良や車両保有を行い、JR東にリースするという新スキームが適用された。

初の新幹線〜在来線直通向けに開発投入されたのが400系。尖った鼻先、頭上に4つの前照灯、全身銀色という出で立ち、従来の新幹線のイメージを覆した姿に衝撃を受けた記憶がある。在来線規格の小振りな車体ながら、先行製作車は走行試験で 345.8km/h まで達し、当時の鉄輪走行日本記録を打ち立てた。400系は全12編成が製造され、1992年の山形「べにばな国体」夏季大会にあわせ伝統の奥羽特急を受け継ぐ〔つばさ〕としてデビュー。開業需要後も好調な輸送が続き、1995年に当初6両から7両へ増結、1999年には新庄延伸も行われている。

422-3

422-3

  • 奥羽本線 羽前中山→かみのやま温泉 2009-4
  • D700, AF-S VR-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G, ISO200

11号車の自動連結装置や折りたたみステップなど、400系で確立したミニ新幹線の特徴はいくつかあるけれど、400系ならではと言えるのは、やはりその大きな窓だと思う。普通車は在来線特急ではおなじみの2列1枚の大窓が基本形、新幹線では100系と200系ダブルデッカー以来の採用だった。天地の高さや窓框の低さもあって視界が広く車内も明るい。板谷峠の紅葉や雪景色、置賜・村山の田園やサクランボ農園といった当地ならではの風景、空模様の移ろいを存分に楽しむことができた。
登場から18年が経過して老朽化も進んだ400系は、〔こまち〕向けに登場したE3系の改良版2000番台で置き換えられることになった。E3系で客席窓はまた1列1枚となり、さらに新〔こまち〕向けE6系ではE5系・N700系なみの小さい窓となってしまうようだ。極限まで進められる車体軽量化の中で剛性を確保すると、どうしても窓の面積にしわよせが行ってしまい、スピードアップと引き換えになるのはやむを得ない面もあるが、鉄道旅行の大きな楽しみである車窓風景が小さく切り取られてしまうと、その感動もちぢこまってしまうような気がするのだが。
400系はE3系の投入と入れ替わりに順次廃車され (書類上は保有会社へ返却)、18日には最後の1編成を使って「さよなら400系」(つばさ18号) の運転が予定されている。

E322-1001

E322-1001


E322-2005

E322-2005

  • 奥羽本線 羽前中山→かみのやま温泉 2008-11/2009-4
  • D700, AF-S VR-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G

突然ですが、ここで1年ぶり「まさがいちがし」のお時間です。400系の後を継ぐE3系1000・2000番台、一見同じように見えても所々に違いが見受けられる。お気づきだろうか?



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コメント(12件)

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こんばんは。10000HITおめでとうございます。

さて400系ですね。私は一度しか撮影したことがありません。
E4系と併結の列車でしたが、E4がでかすぎるせいか、400系が小さく見えましたね。
400系はリニューアル後の新塗装のほうが個人的には好きでした。そして18年という活躍の期間も新幹線ならではのスパン。そう考えるとやっぱり0系の活躍した期間ってすごいですよね。

さてE3系の違い、ありましたね。笑
車両のディテールを見比べるのは大好きなので結構見入ってしまいました。笑
五つ見つけた気がしますが、実際はどうなのでしょう?間違っていたらすいません。先ず最初に足回りからですが、一つ目はボディーマウントされている床下のルーバー?の大きさが異なる点、二つ目はLED表示機のサイズ、三つ目はドア横のロゴマークの有無、四つ目は運転台の窓の形が違う点、五つ目はずばり窓の数だと思うのですが、どうでしょうか?
785@NE-501
URL
2010/04/17 21:58
こんばんわ!

お互いにこのような真横からの写真でないと
なかなか違うところは見えてきませんよね(^^;
興味深い撮り方ですので参考にいたしたいところです。
まずは北海道でこんな場所を見つけなくては。

400系のつばさくんには
山形蔵王にスキーへ行くときに乗りました!
ついでに蔵王のロープウェイもコンデジで撮影していますが
400系の写真は撮っていない・・・。
山形までの線路ってすごい上り坂でした。
An
URL
2010/04/18 21:11
こんばんは。
「まさがいちがし」難しかったです。
全部で何箇所の違いがあるのでしょうか。
とりあえず、見た感じでは@出入り口付近のシンボル
Aガラスの形と大きさ、の二箇所しか見つけられませんでした(><
型番が違うだけでも、色々と変更点があるのですね。
スウ
URL
2010/04/18 23:47
はじめまして。

「まちがいさがし」ということで拡大して見入ってしまいました。785@NE-501さんの指摘されたところ以外に、側幌の形状、戸締表示灯の位置も違いますね。ここまでしかわからなかったのですが、他にもあるのでしょうか。
kakeyama
URL
2010/04/19 00:28
785@NE-501さん こんばんは。
ありがとうございます。ようやくですがおかげさまでアクセス10000の大台となりました。

一昨年までは400系が当たり前のように来て、E3系も欲しいんだけどなあ……なんてじりじりしていたもの。そして昨春はE3-2000を待ちわび、それが1年であっという間の交代劇。JR生まれの300・400・500系が相次いで第一線を退くということに、新幹線の宿命というものを感じますね。

車両のディテール相違は細かく見ていくときりがないですね(笑) 正解?については後刻改めて紹介させていただきます。
宮本康宏
2010/04/19 01:49
Anさん こんばんは。

このような細かな相違を見るのも当アングルならではかと思います。Anさんもオリジナルなアングルで車両の違いを観察してみてください。
私も蔵王には一度だけ足を運びました。上野から山形までエル特急〔つばさ〕で!(笑) その道のりを考えると、山形までずいぶん近くなったものだと思います。

福島から入る板谷峠の急勾配は、新幹線としては考えられないものですが、昔は急勾配の途中にある駅は4連続でスイッチバックになっていたほどです。車内からその遺構を見ることもできますね。
宮本康宏
2010/04/19 01:55
庭坂峠山形遠征が懐かしいですね。カーブ走行で先頭が見える車窓も山形新幹線の好きなところです。

いよいよE5系も登場ですがコチラの方は新旧交代進むのでしょうか?
teru
URL
2010/04/20 23:11
スウさん こんばんは。

同じように見える車両でも、いろんな事情で番台により仕様が変わっていることはよくありますし、実は同番台であっても時々に応じて形態が違っていたりすることもあるのです。
今回は山形新幹線でそんなところを比較してみたのですが、ちょっと難しかったですかね(苦笑) 正解はまた後程…
宮本康宏
2010/04/20 23:44
kakeyamaさん こんばんは。ご訪問ならびにコメントありがとうございます。
以前そちらのサイトにも拝見させていただいたことがあり、長編成なんてのも面白いかなと思いました。

皆様しっかりと観察していただいたようで、こちらとしても撮りがいがあるというものです。ありがとうございます。なお相違点ですが、もうちょっとあるみたいで(苦笑) 後刻あらためて紹介させていただきます。
宮本康宏
2010/04/20 23:45
teruさん こんばんは。

長躯遠征、懐かしいものであれから何年経ちましたか……(苦笑) 峠駅に行く道のりがまたすごかったのを思いだします。
E5系は将来的には東北系の全列車に充当すると言われていますね。つまりE2系も隅に追いやられていく運命と……世代交代のスピードも加速しているようです。
宮本康宏
2010/04/20 23:48
宮本さん、コメントありがとうございます。

サイトを作った当初は流し撮りでできるだけ多く撮ることを目標にしていたものの、遠征機会の少なさと打率の悪さがネックになったのでそれをカバーするために長編成写真を作っています。

地形図を見て撮影できるかどうか見当をつけて撮影地を探していますが、宮本さんの作品でケーブルや柵などの有無がわかるのがすごくありがたいです。
kakeyama
URL
2010/04/23 08:23
kakeyamaさん こんばんは。

当方の写真を参考にしていただけていることは、こちらとしてもありがたく思います。
地形図などは私も準備段階で見当をつけるのに使用しています。それでも現地へ行ってはじめてわかることも多いもの。同じ路線でも一番きれいに抜いて撮れる場所を選んでいますが、都市部ではますます難しくなっていきそうですね。
宮本康宏
2010/04/24 00:54

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