スイスイ・スゴニモ・ハヤカケン

3月13日から、JR東日本の「Suica」と福岡地区のIC乗車券・電子マネー相互利用がはじまった。SuicaグループはJR東日本と東京モノレール, 東京臨海高速鉄道 (りんかい線), 埼玉新都市交通 (ニューシャトル), 仙台空港鉄道, 伊豆急行 (同日より)。福岡地区はSUGOCA (JR九州), nimoca (西日本鉄道: 電車・バス), はやかけん (福岡市交通局: 市営地下鉄) の三社局。福岡では3つのICカードが相次いでサービスインしたものの互いに使えない不便があったが、ようやく解消された。
交通系カードの基幹システムとなったSuicaは、これまでにJR各社のKitaca, TOICA, ICOCAそして関東私鉄のPASMOと相互乗り入れを果たしており (Suica以外を基準にした相互利用の可否は別なので注意)、Suica 1枚で北は岩見沢から南は大牟田まで動き回ることが可能になった。携帯電話に組み込むモバイルSuicaなら新幹線だって乗れるし、東海道・山陽新幹線のEX-ICサービス(有料) を追加することで 青森県から熊本県まできっぷを持たずに移動することも可能である。…熊本県? SUGOCA南端の荒尾駅(鹿児島本線) は県境を越えているのだ。まあその前に西鉄高速バス「ひのくに号」で、熊本市の中心まで行けてしまうのだが。

Suica普及の一翼を担っているのが、キャラクターのペンギンではないだろうか。車内広告やポスター、テレビCMなどにも積極的に出演(?)し、各種グッズの売れ行きも好調ということで後発他社も追従した。現在の「ゆるキャラ」ブームにも相通じるものだが、面白いのはこれらに固有の愛称がほとんどついていないこと。ペンギンはずっと「Suicaのペンギン」で通しており、Kitaca「エゾモモンガ」 PASMO「ロボット」 TOICA「ヒヨコ」、そしてSUGOCAは「カエル」……ICOCA「イコちゃん」のほうがむしろ例外だ。これらもSuicaにならったものだろうか。
西鉄nimocaはイタチの仲間 フェレットを選んだ。シンプルなラインで大きな瞳がかわいらしい。PRのため電車やバスにラッピングも行い、電車では天神大牟田線の看板車両8000系が選ばれている。

ク8046 西日本鉄道

ク8046

  • 西鉄天神大牟田線 端間←味坂 2009-8
  • D700, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D, ISO400

    むせるような夏の日、西鉄電車を撮りに降りた端間(はたま) 駅。田んぼの広がる筑紫平野のど真ん中、気温は高いけれど吹く風でなんとかしのぎ、ワイドアングルやアップと好きなように撮影。それでは本命(?)のラッピング車両を……と思っていたら頭上に怪しげな雲が沸き立ち、たちまち大粒の雨! たまらず近くのビニールハウスに逃げ込んで雨宿りさせてもらったが、その間に下り大牟田ゆきが通過してしまった。
    やむなく、戻りの福岡(天神) ゆきを待つ。博多から乗る「ひかりレールスター」の時刻が迫っており、時間ぎりぎりの選択であった。

    モ8044 西日本鉄道

    モ8044

    • 西鉄天神大牟田線 端間←味坂 2009-8
    • D700, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D, ISO400

      天神大牟田線は西鉄電車の基幹路線で、九州一の大都市・福岡市と県南の大牟田市を結ぶ。同線を含む現有路線網はすべて福岡県内で、トンネルがひとつもないのも特徴だ。特急(料金不要) は30分間隔で走っており、福岡(天神)~大牟田間の所要1時間とかなりの俊足ぶりを発揮する。南半分は需要の少なさから単線区間が多いけれど、特急どうしが離合する箇所のみ複線とすることで待ち合わせ停車 (運転停車) を回避しているのが妙技。
      1000形・2000形につづく特急用車両8000形は1989年の登場で、赤と白のコントラストが鮮やかだ。車内は転換クロスシート (車端ロング) を配置し、さらに運転台直後は特大窓を持った展望席12席と、料金不要の優等列車としてはなかなかのものだ。

      この記事へのコメント

      2010年03月21日 18:49
      再びこんばんは。

      全国的に普及が広まるICカードにより、きっぷを持たなくてもある程度は旅行ができるようになってずいぶんと便利になったものだと思えてきます。
      その反面、きっぷの存在が消えつつあるのもまた時代の流れなのでしょうね、車両だけでなくこういったところでも「時代」を感じてしまいます。
      でもキャラクター化され、鉄道がより身近な存在になったのもICカードによる恩恵なのかもしれませんね。
      そういえば私もSuikaやKitakaを持っていますが、全然使っていなかったりして(笑)。
      2010年03月25日 19:46
      加藤さん こんばんは。

      首都圏ではJRに私鉄そしてバスのほぼすべてがIC乗車券(Suica)対応になっています。きっぷを買う手間が省ける、運賃精算の煩わしさがないといった理由もあり、圏域の移動にはモバイルSuicaがもはや手放せない存在。去年の某企画(笑)は、これなしには存在しなかったかも…
      そのぶん紙のきっぷを使う機会が減っているのは確かですし、じつは特急券なども指定席券売機を常用するので、「みどりの窓口」で頼むことも少なくなっています。
      新幹線にも乗れるのはいいんですが、毎回改札で引っかかる(苦笑) じつは在来線と乗り継ぎの精算事情でモードを変えてやらないといけないのが、やっぱりいつも忘れちゃうんですよねー。乗り換え時間が短かったりすると焦ります(笑)
      2010年03月26日 04:55
      おはようございます。
      ICカードを利用して乗車できる、本当便利な時代になりました(^-^*
      私もSuica、毎日利用しています。今はすっかりあのペンギンちゃんのファンになってしまって、Suicaペンギンちゃんの生みの親・さかざきちはるさんのグッズを集めたりもしています。
      nimocaのフェレットちゃんも魅力的なキャラクターになっていますね。また新しいICカードがほしくなってきました。
      2010年03月27日 22:28
      スウさん こんばんは。

      首都圏に生活するうえでSuica/PASMOなどICカード乗車券は欠かせないアイテムになりました。ターミナル駅の改札口にいると、朝から晩までピッピッヒピッと鳴り続けていることでもそれがわかります。もちろん私にとってもSuica (入りの携帯電話)は、手放すことのできない存在です。
      ペンギンでおなじみSuicaは北海道から九州まで広範囲に使えるようになり、各地のマスコットキャラクターとも共演(?)した記念カードがその都度発売されています (私はそちら系統には手を伸ばしてませんが) nimocaフェレットはシンプルなラインが私も好きですね。

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