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<<   作成日時 : 2009/10/14 00:00   >>

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10月14日は鉄道の日。新橋 (現・汐留) と横浜 (現・桜木町) の間を走る鉄道が正式開業したのが1872年の当日 (ただし同年は旧暦) ということで1922年に鉄道記念日と制定。1994年には「鉄道の日」と改称し、この時期にJR・私鉄問わずさまざまなイベントが行われる。
2007年の同日、さいたま市・大宮に鉄道博物館が開館した。東京・神田にあった交通博物館が老朽化などで閉館したのを受け、その資料を引き継ぐ形でJR東日本が発足20周年記念事業として建設したもので、文字通り鉄道の歴史としくみを見聞・体験できる日本随一の博物館である。

展示される車両は国鉄を中心とする鉄道の歴史、とくに60年代の国鉄全盛期を強く感じさせるものだが、なかでも一番の存在感を示すのが、中央に鎮座するC57 135号機。同機の載ったターンテーブルは一日2回の回転実演を行い、館内イベントの大きな目玉となっている。展示車の載る線路は大半がこことつながっていて、ターンテーブルに他の車両を載せることも可能だが (C57が退避するためのスペースもちゃんと用意されている)、今まで他の車両がここで展示されたことはないようだ。

画像

C57 135

  • 鉄道博物館 2009-9
  • D700, AF Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D, ISO800

夕張近辺の炭鉱から採掘された石炭を運ぶ室蘭本線は、昭和40年代の動力近代化で急激に縮小した蒸気機関車の最後の晴れ舞台だった。岩見沢第一機関区に所属した135号機は1975年12月に同線で最後の旅客列車を牽引し、それがもとで交通博物館に移送展示、鉄道博物館に引き継がれ現在に至る。その年の夏、NHKテレビで同線のSL列車を追った番組が放送され (山口百恵が出演したことでも話題に)、私もそれをなんとなく憶えているのだけれど、それを担当したのも同機という。
「貴婦人」と呼ばれる流麗な車体は、こまかく観察すると標準的な姿の1号機 (SLやまぐち) や180号機 (SLばんえつ物語) との違いを見ることができる。これは酷寒地の北海道向けに受けた追加装備がそのまま残されているためだ。とくに目立つのは、雪がたまるのを防ぐため長さを詰めたデフレクタ (除煙板) と、キャブに取り付けられた乗務員乗降扉。このタイプの運転台は密閉型と呼ばれる。キャブ後ろ側のひさしにつながるラインもスマートさを演出していたため、それが崩れて若干不格好な形にはなったが、運転台自体の延長とあわせて労働環境が改善されたといい、旅客機は190号機以降と次形式C58から密閉型運転台になった。

画像

北海道形の静態保存機はいくつかあるが、本州にいるのは稀だし、博物館という良環境で保存されている機体は貴重なもの。事実、JR東日本発足直後の蒸機復活計画ではD51 498と並び候補になったそうだ。再火入れはならなかったが、鉄博移送にあわせ整備を受けた同機は回転実演中に4回の汽笛吹鳴も行われ、現役当時と同じその音色が館内に響き渡る。

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コメント(12件)

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大宮の鉄博は、私も昨年2月に行きました!そうそう、このターンテーブル上のSLも見ました♪館内に響き渡る汽笛の音には感動しました。C57も製造時期によって、また寒冷地仕様など違いがあるのですね。
そうそう、鉄博の3階(でしたっけ)の自販機のあるフリースペースから東北新幹線等が目の前を通り過ぎてゆくのが見え、時間を忘れて眺めてしまいました(笑)
さくらねこ
URL
2009/10/14 00:32
おはようございます。
今日は鉄道の日、なのですね!
1872年…今から100年以上も前に
鉄道が走るようになったかと思うと、
改めて鉄道って歴史があるんだなぁって感動しました。

さいたまの鉄道博物館、すごい人気だそうですね!
展示も本格的で面白そう(^-^*
館内撮影も可、なんですね。
私もいつか行ってみたいですo(^-^)o
写真を拝見して、小さい頃、大手町の交通博物館に
連れて行ってもらったのを思い出しました。
スウ
URL
2009/10/14 06:35
おはようございます。

そうそう、今日は鉄道の日でしたね、すっかり忘れていました (笑)。

このC57が北海道を走っていたのですね。
堂々とした姿で素敵です。
私も鉄道博物館に行ってみたいのですが、なかなか行くことになりません。

URL
2009/10/14 07:36
こんばんは。
私も鉄道博物館には今年も行ってきましたが、このC57 135号機の存在感はかなりありますね。そしてこの135号機は室蘭本線で走った最後のSLであり、それが今でも多くの人の注目を浴びながら展示されているのは嬉しい限りです。

写真を拝見して改めて、現在北海道で活躍しているC11よりもかなり大きいということが分かりますね。今の北海道でもこの機関車や、C62 3号機のようなテンダー式のSLが走っていれば・・・と思う今日この頃です(笑)
特急北斗
2009/10/14 21:40
さくらねこさん こんばんは。

鉄道博物館にはいろんな車両が展示されていて目移りしますが、やはりこのC57は外せません。太い汽笛の音は心に響きますね。
C57 135が北海道仕様のままだったのは最近まで見落としてました。経緯を考えればごく自然ですけど、まだまだ目が行き届かないなあとも思わされるところです。

3階のフリースペースは、お昼どきは賑わっていますね。新幹線の通過時刻表まで用意されていますし、東日本のは車種が多様で確かに飽きません。新幹線に乗ってこちらを見る機会もよくあるのですが、午後の時間帯は子供たちがへばりついています(笑)
宮本康宏
2009/10/14 23:48
スウさん こんばんは。

きょうは鉄道の日ということでちょっと目線を変えてみました。私も交通博物館時代に何回か訪れましたが、やはり広さが違い、ターンテーブル上のC57は非常に存在感があります。
鉄道博物館には100年以上の歴史を感じる展示物も多彩ですし、運転シミュレータ(とくにSLの)や屋外のミニ列車はいつも予約や待ち行列です。写真はいくらでも撮れますし、全部しゃぶり尽くしたらそれこそ一日かがりになりますね(笑)
宮本康宏
2009/10/14 23:50
静さん こんばんは。

きょうは平日ですが、鉄道の日ということで鉄道博物館を取り上げてみました(笑)。各種イベントは前後の週末にというのが定番ですね。

このSLが北の大地を駆けていた光景を想いながら汽笛の音を聞くと、どこか懐かしさも感じます。実際には私はこの時期に蒸機牽引の列車を見たことはないはずですが。
鉄道博物館は車両をはじめ各種資料、鉄道のしくみ、そして横には高崎線・川越線と新幹線、現役の車両まで見られるという(笑) 次回訪問の際にはお立ち寄りできることを願っております。ちなみに大宮からは、ニューシャトルという新交通システムにも乗れるというオマケつきで(笑)
宮本康宏
2009/10/14 23:52
特急北斗さん こんばんは。

このC57 135号機は蒸気機関車時代そしてSLブームの最後を知る貴重な1両で、こうして注目を集めて展示されているのは私も嬉しく思います。
C11などのタンク式にくらべるとテンダ式はやはり大きいですが、しかし迫力という点ではC62が断トツと言えますね。C62 3復活後の光景を何回かテレビで見たことがあり、すさまじいと表現したくなる走行シーンに圧倒されました。
その姿を結局見られなかったのは残念としか言いようがありませんが、はやければ2011年に同じハドソン形急客機C61が復活する予定になり、その本来の姿が見られればいいなと思うところです。
宮本康宏
2009/10/15 00:19
こんばんは〜

C57 135というと国鉄最後の現役旅客列車をけん引した機関車として有名ですよね。
配置されていたのが北海道ゆえ切り詰めデフや密閉キャブ、補助灯増設など北海道独自の改造が施され、その姿のまま今も保存されているのは嬉しいところですよね。
その後のディーゼル機関車などでも北海道独自の改造が施され、その厳つい顔つきがなんとも好きでした。

このC57 135が最後の運転をしたときや追分のキューロクが最後の入換をしたときには私も生まれていたものの幼少だったゆえ全く記憶がないんですよね…。
未だ鉄道博物館は訪れたことはありませんが機会があればこの機関車にも会いにいきたいものです。
加藤 勝
URL
2009/10/15 18:52
加藤さん こんばんは。

私もSL最後の時期はほとんど憶えてなくて、あとからRJ誌などを見直して当時を想ったりしていましたが、その機関車がこうして展示され、大勢の注目を集めているというのは感慨深いものがあります。改めて調べていったら、北海道を走った機関車として特徴的な改造がそのまま残されていたということも再確認できたというところで。
今度首都圏へご訪問の際にはぜひお立ち寄り下さい。シミュレータとかは相変わらずですが、車両撮影はひところよりしやすくなっているようです(笑)
宮本康宏
2009/10/17 20:36
こんにちは。
鉄博の中央に展示されていたのは、何と岩見沢機関区に所属していたD57だったのですね。
北海道向けの改造は、厳しい冬に立ち向かう苦労の証しでもあるのですね。
実際、岩見沢を中心とする空知は豪雪地帯でもあり、今でも岩見沢では冬に「ドカ雪まつり」というイベントが行われています。
国内最大の鉄道博物館で多くの方に見ていただけるのは嬉しい余生ですね。できれば動態復活してほしいところですが。
岩見沢というと私にはとても馴染みのある駅でもあり、よく足を運びます。
70年以上の歴史を持つ趣きある木造駅舎は2000年の暮れに焼失してしまい、今年ようやく新駅舎全てが完成しました。構内を見渡せるガラス張りの連絡通路、古いレールが駅舎の前面に使われているところが斬新です。
岩見沢南公園と呼ばれるところにはC57144が静態保存されて、5年ほど前に一度写真を撮りに行ったことがあるのですが、北海道向けの改造のことは良く分からず、肝心なところが記録されていないので、また足を運んでみようかと思います。
そして、いつか鉄道博物館へ行き、D57137と対面してみたいものです。
水無月
URL
2009/10/18 09:45
水無月さん こんばんは。

私もこの機関車が北海道で最後のSL旅客列車を牽いた、という程度は以前から知っていたのですが、そのときの姿そのまま、「やまぐち号」の1号機などとはすこし違った姿でいることを、つい最近になってわかってきたところです。岩見沢は豪雪地帯……なるほど石狩から空知に移動すると、特に冬場は天気が一変することに気づきます。

また岩見沢駅は思い出深い駅なんですね。惜しくも消失した駅舎の、再建途中の(ほぼ完成した)姿も先日訪れて眺めてきました。新装なった後も長く親しまれると良いですね。また近くにC57 144号機が静態保存されているとのこと、こちらも北海道形改造を受けているはずですから、そのちょっと変わったスタイルを次回ぜひご覧になってみてください。
宮本康宏
2009/10/21 22:33

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