TAMA-Z-DEN

またたまでん? いやいや、TAMAはTAMAでもタマズーの多摩。今回取り上げるのは開業10周年を迎えた多摩都市モノレールです。

モノレールは新交通システムと並ぶ中量輸送機関の代表格。羽田空港への東京モノレールと江ノ島への湘南モノレールが老舗だが、1985年に開業した北九州都市モノレール (北九州高速鉄道: 福岡県) 以降は大都市内の道路整備と一体化して建設が進められた。これらは「都市モノレール」と呼ばれ法規上は軌道、つまり路面電車の仲間であり、事実北九州のそれは路面電車の代替交通でもあった。
多摩モノレールは多摩地域で東西に伸びるJR・私鉄の各路線を結び、南北方向の交通不便を解消することを目的としたもので、1998年に立川北~上北台間、2000年に多摩センター~立川北間が開業した。建設費が計画をはるかに上回り多額の赤字を抱えるのは新興鉄道の宿命だが、もともと鉄道空白域であったし、沿線に大学が開校したこともあわせて乗客は増加傾向にあるという。

1407~1107 多摩都市モノレール

1407~1107

  • 多摩都市モノレール 程久保←多摩動物公園 2009-9
  • D200, AF-S VR-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G, ISO320

一本レールにまたがって走る跨座式はいくつか方式があるが、都市モノレールの標準は「日本跨座式」。1967年に運輸省 (当時) 主導で日本モノレール協会が規格を制定したもので、大阪万博で会場内を周回したモノレール (地方鉄道として営業) で実用化された。現在では多摩のほかに大阪・北九州・那覇 (沖縄県) と舞浜 (ディズニーリゾートライン) で走っている。2階建て車両かと思えるほど縦に長く腰高な車体は、下半分に走行装置と制御機器類が納められ、客室床はフラットでレイアウトの自由度が高いのが特徴。運転台直後に用意された前向きのパノラマ座席は、世代を問わず人気が高い。
多摩センター延伸時には東京都多摩動物公園も最寄りの施設となったので、沿線向けに同園をアピールするラッピング車が登場した。ライオン号(と呼んでおく) とキリン号(と呼…) の2編成で、現在も一般車に混じって運用されている。

1415~1115 多摩都市モノレール

1415~1115

  • 多摩都市モノレール 程久保←多摩動物公園 2009-9
  • D200, AF-S VR-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G, ISO200

モノレールの広告ラッピングはこの広い腰まわりを使っているのだけれど、各駅のプラットホームはホームドア式でドア以外も安全柵に覆われているため、駅に停まっている間はせっかくのラッピングも隠れてしまう。このあと実際にライオン号に乗ったが、車内の様子は他車ととくに変わりがなく、場合によってはラッピング車に乗っていたことにまったく気づかなかった……ということもありうる。



■参考: 「再発見!! モノレールの魅力」 草町義和, 鉄道ファン2009-4~11掲載

この記事へのコメント

2009年09月23日 23:42
こんばんわ☆
多摩にはこんな楽しいモノレールが走ってるんですね♪ライオン号は、ジャングル大帝レオを彷彿とさせるような絵ですね。そしてキリンさん、(ライオンもそうですが)足の形が動きがあって、なかなか芸が細かいです(笑)キリン号の2両目は、ゾウさんなんですね。
愛知県の犬山遊園へ行くモノレールも、とってもたのしい動物のラッピングだったと思います。シートも動物模様で。でもこちらはもう廃止になってしまったんですよね。
そういえば先日、会社のお昼休みに「リニアとモノレールはどう違うの?」と聞かれました。わからないので私に聞いてみようということになったそうで(笑)鉄道に特に興味がないと、一緒に思えちゃうんでしょうかねぇ。。。
2009年09月25日 05:43
おはようございます。

多摩都市モノレールのラッピング、可愛いですね~!
ライオンさんは親子ですね。
キリンさんのほうは、ゾウさんやコアラさんもいて、見ていてホントに楽しいです。
でも乗っていると駅ではラッピングが隠れていて、気付かないこともあるんですね。
乗るより外から見ている方が楽しいってことですね。
でも乗ってみたいです。
2009年09月27日 23:43
さくらねこさん こんばんは。

多摩動物公園のすぐ前を走るモノレール、こんなイラストが貼られています。ライオンはなかなか凛々しい姿で、キリンの動きのある足も躍動的で魅力的に思いました。まだ面積が残っているので、もうちょっと貼ってくれるとさらに賑わっていいのですが……
犬山遊園のモノレールもおサルさんのイラストが描かれていましたね。ちゃんと撮ってやれずに廃止となってしまい残念なところです。
旭山動物園号もそうでしたが、動物園を宣伝するラッピング車はとても目立つ姿で撮り映えがします。首都圏ではほかに上野動物園内を走るモノレールや、風太で有名になった千葉動物公園。それから多摩にはもうひとつ、ちょうどこの下を走る京王動物園線にもラッピング車がありまして、それは後日紹介する予定です。

リニアとモノレールの違い…ですか? うーん、なまじ知っているだけに違いを説明しにくいですねえ(笑) リニア(モーター)は駆動方式、モノレールは軌道の構造を指すもので、実はリニアでモノレールという鉄道も存在してたり…… (※「リニア」とセットで連想する「浮上式」というキーワードが、モノレールなどと対を成します)
2009年09月27日 23:44
静さん こんばんは。

多摩モノレールの動物公園ラッピング車は、それぞれ動物の親子が描かれていて、見ていてほほえましく思います。
こんな大きなイラストなんですが、駅に止まっている間はせいぜい先頭キリンの首くらいしか見えないんです。ダイヤは共通ですし、車内もとりたてて変わっていなくて、ちょっと肩すかしといった感じです。それでもモノレールならではの眺望がありますし、冬にかけては遠くに富士山の姿もゆっくり眺めることができ、純粋に乗って楽しい鉄道のひとつでしょう。
2009年10月02日 05:07
おはようございます。
せっかく多摩のモノレールを話題に上げていただいたのに、タイムリーにコメントできなくてごめんなさい。
ここ最近は車での移動が多かったのでこのプリンティングのことは今初めて知りました(*^o^*
多摩動物園行きの京王線にも、動物のイラストが施されていますよね。キリンさんにライオンさん。とっても可愛いです。モノレールの作りも気に入っています。多摩モノレールって窓が大きいので乗車して、窓から外を眺めると壮観なんですよね^^

記事を拝見してまたモノレールに乗りたくなりました。
2009年10月05日 22:19
スウさん こんばんは。
こちらこそコメントいただいたのに返事が遅れてしまいすみません。

おなじみ多摩動物公園の目の前を走るモノレールに、こんなラッピングがありました。京王動物園線の電車に描かれた動物たちも可愛らしい姿ですね。
モノレールは非常に視点が高く、また周囲も高層建築の林立というほどでなく、見晴らしの良さは都内でも随一でしょう。富士山の姿を見ることもできますしね。

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