バクシュウ問題?!

5月下旬から6月上旬にかけて、本州各地は麦の収穫時期「麦秋」を迎える。
地形図では水田となっている場所も、二毛作あるいは作付けの回転で、秋蒔きの麦が植えられているところも少なくない。秋の稲穂とはすこし違った濃いめの黄金色もお気に入りで、田植え前の数日間だけ撮れる「水鏡」―撮れない年もある―に続く、フィールドワークのお楽しみになってきている。

クロ481-2302

クロ481-2302

  • 北陸本線 春江←丸岡 2008-5
  • D200, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D
  • ISO100, 1/200, f8

北陸の米どころ、福井北部に広がる丸岡の水田にも、線路際に麦の波があった。7時ごろに通過する上り〔日本海〕のあと、麦の区画に移動して構えてみる。
その日は朝から快晴。光る絨毯の上を軽やかに走る特急などを次々と撮影し、最初のうちは快調快調と思っていたが、そのうちになんだか違和感を覚えるようになった。撮影画像を拡大すると、車体に見える塗装のラインが波打って見えるのだ。
ふと気がつくと、ファインダーの中で線路が揺らいでいるではないか! 気温の上昇と色づいた麦の呼気が合わさったのか、表面近くで空気の対流が起き陽炎になっている。ボリューム感を増すため穂波すれすれの位置にカメラを構えていたのも災いしたようだ。いずれにしてもこんな状態でまもなく来る〔トワイライト〕を撮ったら大変なことに……あわてて隣の水田に移動したら、やはり水の力は強い。ほとんど気にならなくなった。

クロ481-2301

クロ481-2301

  • 北陸本線 春江←丸岡 2008-5
  • D200, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D
  • ISO100, 1/320, f5.6

これからの季節、線路自体もレールやバラストが熱せられて陽炎が立ち上がることが多くなってくる。私は通常撮影でも迫力を出すため、好んでレール面ギリギリまでアングルを下げているから、この現象は結構響く。もっとも、超望遠域で直線の先を狙い、炎天下でクシャクシャになった正面図を得るのも、また夏ならではの撮影法ではある。

この記事へのコメント

2009年06月06日 23:40
わぁーい♪雷鳥ですね~
私はホームからか乗っている電車の中から撮るのがほとんどなので、真正面ばかりでこういうサイドビューはあまり見れません
ビシッ!とりりしい横姿ですね♪

2年で置き換えられてしまうとのことで、このところ時間があえばせっせと雷鳥撮ってます。1時間に1往復あるので、出かけた折に結構ついでに見れたりするので♪A1からA10まで10種類全部が今も走っているのでしょうか?

陽炎、線路や架線がゆらゆらしますね。望遠で見ると、それも遠い記憶のようで結構好きです
2009年06月07日 18:29
こんにちは~

これからの季節は陽炎にやられますよね。
私も低い位置から見上げるアングルが好きなのでそのご苦労はよく分かります。
そんなレールを熱する夏、こちらでは散水列車が有名ですが今年は運転されるのかなぁ、と期待してみたり、でも暑いのは嫌だなぁ、と思ってみたり(笑)。
どうやら本命はトワイライトのようですね。
ってことはあれですかね ? (笑)。
小さな鉄道博物館
2009年06月07日 18:30
こんばんは。
完全に蝦夷梅雨の十勝で運動会も中止になってしまいました。こちらでは中学でも運動会がありますが私も下の娘が高校生になったので終了しました。だから毎年この頃運転される、富良野線SL運転に行くことが出来ませんでした。(笑)

いつもぴったり真横を写し止める宮本さんのテクニック。今度実際に撮影現場を拝見しながら教えていただきたい物です。やはり国鉄色特急列車と廻りの空気感?が感じられる写真です。水鏡は本当に難しいですが写し止めた瞬間は何とも言えませんね。
2009年06月08日 22:36
さくらねこさん こんばんは。

そういえば先頭車ははじめてでしたね。ニ態まとめてみました(笑)
国鉄色の〔雷鳥〕もあと2年間ですね。しっかり記録して記憶に留めてください。私も車両だけでなく、風景とあわせた撮影もしていかないと、と思います。
いまのところ〔雷鳥〕の本数自体に変化はありませんが、大阪方は「パノラマグリーン」と書いていない列車でもパノラマ車がついていることが多く、いきおい従来型での運行に注目が集まります。
2009年06月08日 22:38
加藤さん こんばんは。

私がローアングルを好むのは迫力が増すことのほかに、持ち歩く三脚がすこし小ぶりであるという理由にもよるのですが(笑) そんなわけで陽炎の影響を見極めるのもこの時期ならではかなと思います。
北海道の真夏といえば散水列車ですね。本当に暑いときにしか出ませんから、撮影も大変なことでしょう。

アレでなくてもここでの本命はもちろん〔トワイライト〕ですが、ただしほんとうの本番は午後の下りなのでして…(笑)
2009年06月08日 22:39
小さな鉄道博物館さん こんばんは。

この撮影にテクニックというほどのものはなく、きっちり真横でシャッターが切れるようタイミングとアングルを調整する、ということですが、やはり毎回難しく感じ、果たせたときの充実感もありますね。

梅雨のない北海道といいつつ、そちらではぐずつき模様が続いているようですね。はやく爽やかな夏になってほしいものです。行くならそのくらいの時期でないと…(笑)

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