驟雨

思い立って松山へ、国鉄形気動車を撮りに出かけてしまった。引退近いオリジナルスタイルのキハ65を記録しておきたかったのだ。
前日だったらよかったんだけど、当日朝は曇りのち雨。しかしその日の運転(わずか1往復)は国鉄色。ということで予定した大洲へ向かうと、ときどき晴れ間はのぞくものの雨はしきりに降っているし、列車が接近すると急にひどくなる。「近くに雨男でもいるんじゃないのかー?」なんて思ったりしたが、なんとお目当ての列車が近づくまさに直前に小止みになった!

帰りの伊予大洲付近、先回りして伊予市近くでも晴れないまでもなんとか撮れて、それならと松山を通り越して北側で〔しおかぜ〕を撮ろうと思った。しかしさすがにそこまでボーナスはくれないらしく、位置を決めたころからにわかに雨足が強くなる。
背後が明るいからすぐに止むかな……と思ったが、雨はますますひどく、シャワーかスプリンクラーの下にいる状況。しかしこれくらいは「にわか雨」、鉄道の運行にはまったく影響しない。いつもと同じように風を巻き起こして〔しおかぜ20号〕は走り去った。

画像

8004

  • 予讃線 伊予和気←三津浜 2008-9
  • D200, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D
  • ISO200, 1/160, f4

8000系特急電車はJR四国のエース。2000系振子気動車の開発につづき、1993年の予讃線高松~松山電化(電化区間は伊予市まで)に向け〔しおかぜ〕を電車化しスピードアップを図るため製造された。
外観上最大の特徴は、やはり流線形というより弾丸形と称したい前頭部だろう。制御つき自然振子台車を装備し、最高速度は130km/h。車体(屋根)の傾きでパンタグラフと架線が外れてしまわないよう、可動式の台にパンタグラフを載せてワイヤで台車と結んでいる。
5両+3両編成はそれぞれ岡山発着〔しおかぜ〕と高松発着〔いしづち〕の併結が基本となる。2004年から指定席を中心にリニューアルされて、ドア周りを赤=グリーン車、橙=指定席、紺=自由席と視覚的に区別するようになった。

この写真は原画像でも車号を読み取れなかった。もともとステンレス地に水色の文字というコントラストの低さでは、ふつうに撮っても判別が難しい。しかし運転室の"L4"という編成番号表記がかろうじて判別でき、さっき松山に向かっていた車両の折り返しであることが確定した。


■驟雨(しゅうう)=にわか雨。

この記事へのコメント

2008年10月09日 00:56
ああ、冨士に乗るにあたり四国へ回られたのは、引退間近の気動車を撮りに行かれたんですね
なるほどなるほど!

この電車、先頭車輌がかなりナナメでユニークですね
そして、霧雨のようなかすんだ中でもしっかり写し止められていて、お見事ですね

冨士・はやぶさ、楽しみにしてますよ~♪
2008年10月09日 08:26
おはようございます。

愛媛は夏からずっと水不足でした。
やっと雨が降るようになったのですが、ちょうどその時に来合わせたのですね。

キハ58・65は私も さくらねこさんに教えていただいたので、さよなら運転の時、写真を撮りに行こうと思っています。

今日は私にとってお馴染みの2000系のサイドビューで嬉しいです。
伊予和気-三津間で撮っているのですね。
雨の中でもちゃんと撮れているのはスゴイですね!
2008年10月09日 22:17
さくらねこさん こんばんは。

じつはこの写真は九州ゆきのすこし前、国鉄気動車をわざわざ撮りに出かけてしまった時のものなんです(笑) それでまた寄るのか、私も最後まで悩みましたが、けっきょくもう一度行こうと……。
結果としてはいろいろ追加もできてよかったのですが、それにしても何考えてるんでしょうかこの人は(笑)

さてこの特急電車、先頭がものすごくナナメになっていかにも速そうですよね。この電車の試作車両は、なんと160km/hを出したこともあるそうです。
また大雨の中での撮影は相当な無理やり感がありますが、そんな画もお褒めいただきありがとうございます。
それからレポートを期待されては、どうにかしないといけませんねー(苦笑) …ところで〔富士〕は富士山とおなじくウかんむりなのですが、ワかんむりで書かれているのは何か特別な理由でも? (^^;
2008年10月09日 22:20
静さん こんばんは。

わずかな間に2回も愛媛へお邪魔しました。ようやく雨も降って、水不足もすこしは解消されたのではないでしょうか。
鉄道写真は基本的に晴れの要求が高いのですが、これも自然のことですから、時に悪天候を逆手に取ることもひとつのテではあります。……なんて後から取ってつけた理由ですが(笑)、そんな写真もお褒めいただき恐縮です。ちなみに2回目は気持ちよく晴れました(笑)

キハ58・65さよなら運転、乗車希望は残念ながら叶わなかったとのことですが、最終日の急行〔いよ〕はここを通って松山から伊予西条まで、前日の〔うわじま〕は通称「海線」を夕方に走りますね。最後の勇姿をぜひカメラにおさめてください。
2008年10月09日 22:42
あ?「冨士」、「富士」「藤」、、、
あのー、、、特別な意味はありません(汗)
かな漢変換したら、「冨士」が最初にでてきちゃったようです
すみませーん

ところで、宮本さんならご存知かと。。。
国鉄時代の車輌に「デハ」とかありますけど、「デ」ってなんでしょうか?
車輌のこういう記号の説明の一覧の載っているサイトとかをご存知でしたら教えてくださいませ
2008年10月09日 23:25
あ、特別な意味はなかったのですね。なにかあの点が気に入らないのかとか深読みするところでした(笑)

デハのデは「電動車」です。JRでは使いませんが、私鉄ではいまでも現役ですね。モハのモはモーター。ちなみにJR四国では脱国鉄の意識を打ち出して、民営化後に作った車両はこれらの称号を使わなくなりました。

これら記号の意味を扱ったサイトは山ほどありますので、どれかを紹介というわけにはまいりませんが、「形式称号」で検索してみるとよりどりみどりでご満足いただけるかと。鉄道にやたら詳しい日本語版ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/ もあわせてご覧になるとよろしいでしょう。
2008年10月10日 01:15
こんばんは~

あら、いつの間にか四国にも行ってらしたのですね。
そういえばキハ65もそろそろ引退…
国鉄形気動車もホント少なくなってきましたよね。

それとともに四国の車両も撮ってこられたようですが、お写真の8000系はスプリンクラーのような状態の中で撮影さていたことがホント良く判ります(笑)。
いやいや(汗)、さぞ大変だったことと思いますが、そんな天気でもしっかり撮られてくるあたりはさすがです。

それにしてもJR四国さんは国鉄制式から脱却した形式を用いていますが、そのおかげで私なんぞ未だに形式を覚えられずにいたります。
2008年10月10日 08:36
加藤さん おはようございます。

キハ65もそうですが、58系もホントに少なくなりましたね。キハ56も消えてからもうずいぶんたちましたが。11月以降の定期運用は高山本線の富山近くのみになるようです。
それからこの写真、ホントにスプリンクラー状態。しかも風は吹くし、折りたたみ傘程度では機材保護しかできませんで。雷が鳴らなかったのが幸い、半ばやけ気味で撮っていました(笑)

JR四国車は国鉄制式を止めているので、旧来の国鉄派にはわかりにくいですよね。かくいう私も覚えてません(笑) これもパンタが載っているので最初騙されましたが、「クロハ」だったんですね。
2008年10月11日 00:53
ありがとうございました、検索してみました
で、ついでに日本語版ウィキペディア で、向日町にいる車輌を見て
いつも「あれなんだろうなー」って思ってた車輌がわかりました!
形が変わってるのはクモル145系配給車、見かけない色のは443系電気検測車のようです

さて、この3連休、0系新幹線に乗ってきます!
新大阪からは指定席満席だったので、広島までゆき広島ー博多間を乗り、博多南駅に行くつもりです
博多運転所にたくさん新幹線が並んでいるといいんですけど。。。
3連休とあって、人も多いと思うので、覚悟して行ってきまーす
2008年10月11日 06:40
さくらねこさん おはようございます。
クモル145と443系、これらはもう稀少車の部類ですね。後日レポートをお願いします(笑)

0系新幹線に乗られるんですね。〔こだま639号〕だと思いますが、私も夏に何回も追い抜き・見送りながら(笑)博多南までつきあいました。
姫路-福山・博多-博多南は0系に乗り、そのとき自由席5両はずいぶん空いていましたが、連休はどうかな。
ともかく、0系の走りを堪能してきてください。 ……って、さくらねこさんも誰かに負けずずいぶん精力的ですねー(笑)

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