ブルートレイン2008: 日本海

「日本海縦貫線」を40年間にわたって走り続けた寝台特急〔日本海〕。現在の時刻表には種別「A」「B」とだけ表記される一見地味なこの列車は、開放形A寝台のオロネ24が連結される最後の列車となった。牽引機がローズピンクのEF81、繁忙期には最大12両(+電源車+機関車)という長大編成になることでも貴重な存在である。帯が金白混合であることに目をつぶれば、その姿は古きよき国鉄時代の寝台特急に紛れもない。
減便の話を聞いてまず頭に浮かんだのが「オロネ撮らないといけない!」 〔銀河〕ともども開放A寝台の廃止は間違いないと思ったからだ。だから廃止するのは3・2号でも、東日本車が1・4号のスジに移動して残ると知った時は非常に驚き、すこし安心したと同時に、これは今年中になんとしても記録しておかねばと強く思った。今回の「全車撮り」にしても、絶対に外してはならない車両の1つだった。

前夜遅くに福井入りして翌朝6時すぎ、普通列車に乗り込んで丸岡に向かう。駅から20分ほど福井側に戻ると、線路両側に水田が開けた。
4時台から昇っていた太陽はすでに頭上高く輝いている。今改正からここでオロネをとらえることができ、また他の車両も寝台側が東に向いていて都合がよい。(西日本車は逆向きだった)
水田を前景に構える。麦も植えられており、こちらはみごとな黄金色のじゅうたんになっていた。位置決めをして待つことしばし、ローズピンクのEF81 107が率いる列車が右側から滑り込んできた。1・2・3……とオハネを撮り、そして後から2両目のオロネに狙いを定めた。

画像

オロネ24 4

  • 北陸本線 春江←丸岡 2008-5
  • D200, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D
  • ISO100, 1/320, f5.6
  • RF2008-09-30

カーテンの開いた窓から上段の底が少し見えた。現行ダイヤでは全区間とも寝台の状態で運転している。旧3・2号のときは寝台の片付けを行っても良い時間帯にかかっていたが、最近はやっていなかったらしい。
改正後の稼働車は0番台3両。この春まで仲間だった〔銀河〕のオロネには14系出身の100番台も在籍した。今年度中に廃形式区分となる見込み。

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