ブルートレイン2008: トワイライトエクスプレス(2)

1989年に登場した〔トワイライトエクスプレス〕は、「ブルートレイン」のイメージを打ち破る濃緑の車体がかえって新鮮だった。〔北斗星〕をさらにグレードアップした車内設備を持ち、後に加わった〔カシオペア〕との3本で北の大地へ夢を運んでいる。
同列車の公式走行距離は1,508.5km(上り)と、不定期ながらも旅客列車の日本最長を誇る。運行途中に対向列車と2回の離合をすることもあり、これも旅客では唯一だ。登場当時はブルトレとは別物とする向きもあったが、本家の現状を考えるとブルーから脱却したのは正解だったといえよう。現在では名実ともにJRを代表する列車のひとつである。

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スシ24 1

  • 北陸本線 春江←丸岡 2008-5
  • D200, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D
  • ISO100, 1/320, f5.6

日本では列車食堂自体すでに貴重な存在だが、なかでも下り〔トワイライト〕は車内で三食(昼・夕・朝)を調理提供する唯一の列車である。その食堂車「ダイナープレヤデス」(Pleiades=すばる)は「グランシャリオ」([le] Grand Chariot=北斗七星)と同じくサシ改造のスシ24で3両在籍。1・2の空調装置はAU12・通称「キノコ型」を屋根に載せる、これまた稀有な車両だ。
改造当初は青車体に銀色帯を巻いていた。〔日本海1・4号〕に連結する構想があったといわれる。デビューは団臨「びわこ一周グルメ列車」で、14系座席車にスシ3両、最後尾にマイテ49という豪華な編成を組んで、実際に3両とも食堂営業していた。

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オハ25 553

  • 北陸本線 芦原温泉←丸岡 2008-5
  • D200, AF Nikkor 50mm F1.4D
  • ISO160, 1/320, f4.5

食堂の隣はロビーカー「サロン・デュ・ノール」。〔北斗星〕から全室ロビーカーが外れたため、ブルトレのロビーカーは「カハフ」と本形式オハ25 550番台だけになった……先に書いたが重複車号(551)の北海道車もまたロビーカーなんだな。
サロンの椅子は日本海側を向いて、列車名の通り日本海のトワイライトを満喫できる車両というわけ。この窓と2号車スイートの窓は同じ大きさだそうだ。通路側にも曲面ガラスは使われているが、天地寸法が小さい。
2002年のリニューアル時に、客室窓は全車色の濃いガラスに取り替えられて、中の様子を伺うことはなかなか難しくなった。

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