ブルートレイン2008: オールソロ・メドレー(2)

「ソロ」の2種目は「2階建てin平屋」。前項「ハーフ・デュエット」と同時に〔北斗星3・4号〕向けオロハネ25 500番台(1988年)で登場。個室は完全2階建てのブロック構造になり、2ブロックの中間に上段出入用の外階段を設けた。
部屋の床はフラットだが、おなじみ「二階建てサロ」のように下段の床を切り下げているわけでないので、天井はかなり低い。

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スハネ14 752

  • 高崎線 籠原→熊谷(タ) 2008-6
  • D200, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D
  • ISO 200, 1/200, f3.2

このタイプが〔北陸〕個室化(1989年)の際にも採用され、一時期はシャワールーム付のものを含めて12両編成中に5両ものソロが並んだ。現在は3両が組み込まれている。オールソロのスハネ14 750番台は、個室数20を確保している。

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オハネ24 554

  • 高崎線 熊谷(タ)←籠原 2008-6
  • D200, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D
  • ISO200, 1/320, f4.5

最後は「プルマン式個室」。車体中央に通路、両側に個室が並ぶB寝台としては異例の形態だ。このタイプは1991年〔あけぼの〕用のオハネ24 550番台で初登場。この個室化改造では「ユニット工法」と呼ばれる、あらかじめ組み立てたFRP製個室ブロックを屋根から挿入する方法が採られた。上段への階段は途中まで共用、編成に2両を組み込む。
同タイプの車両は、〔サンライズ瀬戸・出雲〕にもB個室「シングル」に対する廉価版として各1両連結される(1998年)。同車は電車の動力車(モハネ285)なので、屋根・床下の機器艤装スペースを確保する意味も持ち合わせている。また、この春まで運転されていた〔なは〕〔あかつき〕にも同タイプのソロが連結(スハネ25 2100=1991年・オハネ15 350=1992年)され、末期は併結した列車で異なるデザインが個性を放っていた。
このタイプは各車ともオハネ25の寝台数34に迫る28室(サンライズは20)を備える。ただし、いずれも個室内で立ち上がるのは至難で、床面もほとんどないので大荷物の持ち込みは注意が必要。

宿泊施設にソロ(solo=独奏)、デュエット(duet=重奏)、カルテット(quartetto=四重奏)と音楽用語を用いた呼称は、国鉄時代に選定されたものとしてはなかなかのセンスだと思う。「レガートシート(legato=なめらかに)」もそれに通ずるものがあるし、JRシステムのインターネットプロバイダー CYBER STATION の料金プランにその名を採るあたり、現場でもお気に入りの名称とうかがえる。

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