ブルートレイン2008

2008年3月改正後、日本国内の寝台特急は10名称8往復(4名称は併結運転)、うち客車列車は8名称、正調「ブルートレイン」は6名称5往復(2名称は併結)。ついに両手で数えられる存在になった青い流れ星は、この先どこへ向かうのだろうか。

個室・シャワー・ロビーカー……ひところのブルートレインには、数々の改造車が需要の拡大を狙って組み込まれ、しかし乗客減と老朽化の波に耐え切れず、一つまた一つと姿を消していった。
特殊車だけではない。改造種車に加えてこのところの減便・減車によって、数年前ならごく当たり前だった「二段ハネ」(開放B寝台)車両でさえ、いまや稀少車になっているのが実情だ。意外なところでは、オハネフ25 100番台が挙げられる。かつて東海道を雁行した24系25形ブルトレの後尾を、飾り気のない姿ながらも飾っていた同車が、である。西日本と九州に比較的集まっていたために、現在の実働車はわずか4両、一気に絶滅危惧種になってしまった。ステンレスの飾り帯を貼り付けた姿から「銀帯」とよばれた25形自体、オリジナルスタイルは消滅しているような気がする。

画像

オハネフ25 156

  • 東海道本線 京都 2008-2
  • D200, AF-S VR Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
  • ISO200, 1/125, f7.1

JR西日本は〔トワイライト〕を残してブルトレから一気に撤退、JR九州は24系を全廃し最終段階へ、そしてJR北海道・東日本にも年度頭で大量の保留車・廃止予定車が発生した。残るブルトレも、昨年中に衝撃の報道がなされた〔富士・はやぶさ〕を筆頭に、やはり既定の路線を進んでいるかに見える。個人的には〔北斗星〕までもが北海道新幹線工事の名目で削減されたことに、強いショックを受けたものだ。
そんな中で鉄道ファン誌9月号のお題が「寝台特急」ときた。ならばこの際、車両を片っ端から撮ってしまおうではないか! たくさん集めておけばいろいろ使われようもあるだろうし……とまあ、当初かなりよこしまな考えは持っておりましたが、それはさておき。

現在「ブルートレイン」として走る車両の種類は、その規模にしてはとても多く、数えて50種にも達する。これから紹介するのは、現役ブルトレ車両=寝台客車のほぼ全種である。
列車がここまで減ったとはいえ、1ヶ月強で全部集めるのは楽ではなかった。しかし冬場は絶対に無理な列車もあるし、あまり時期が過ぎると線路脇の草が伸びすぎて邪魔をする(事実、すでに困っている)。振り返れば、この時期に一気に集められて良かったと思うところだ。
撮り集めた車両のいくつかは誌面で紹介されたが、他にも珍車・稀少車はいっぱいある。2008年、ブルトレのいまの姿をご覧ください。

参考: 鉄道ファン2008年7月号 付録「JR各社の車両配置表」

この記事へのコメント

teru
2008年07月27日 17:51
思い切った企画ですね(^^。

リクエスト・・・大好きなカニ24 100の銀帯です。伝統の5t積み、登場当時は【あさかぜ】【瀬戸】限定運用でしたよね。

この記事へのトラックバック