ブルートレイン2008: 北斗星(5)

ほんらい、国鉄客車は頭の質量記号「コホナオスマカ」を除いた用途・設備そして数字の形式で区分される。たとえば14系座席客車の3車種(製造時)は ハ14, ハフ14, ハフ15 (それぞれ オハ14, スハフ14, オハフ15)。改造などで自重が変わり、質量区分をまたいだ場合は別形式が取られた(スハ43→オハ47, オハネ17→スハネ16)。
しかし国鉄末期からお座敷車両など客車の改造が進み、質量記号が違うだけの「重複形式」も珍しくなくなってきた。ブルトレでは ハネ25, ハネ25-7 (オハネ25, スハネ25 700番台)が皮切りであったか。ジョイフルトレインの中には同一編成に マロフ12, スロフ12, オロフ12 の三重複形式を持つ例(「わくわく団らん」)まで登場している。
重複が発生しそうな場合は車号を番台区分して分けるのが通例で、JR各社で好んで使われる番台というのもあるのだが、故意か偶然か、2社にまたがって同じ形式かつ車両番号、つまり「重複車号」が発生することがある。客車の整理が進んで、残る二つはこの〔北斗星〕と、〔トワイライト〕。最後の例が同じ線路上を札幌に向かって走り、つまり同一車番の2両が札幌運転所で同居することがある、という事実もなかなかに興味深い。

ひとつは、どちらもロビー車両のオハ25 550番台(551)。北海道車は3・4号の定期化に伴い改造された1両のみ在籍の全室ロビーカーだった。今改正で用途がなくなり、廃車の予定である。西日本車は「サロン・デュ・ノール」と称する(3両在籍)。

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オハネ25 563 (JR北海道)

  • 室蘭本線 社台→錦岡 2008-5
  • D200, AF Nikkor 50mm F1.4D
  • ISO100, 1/320, f5.6

もうひとつは、このオハネ25 560番台。現役車両ではこの組(561~563)だけになった。
北海道車「オールデュエット」は全個室化の過程でのべ6両が改造された(1991~97年)。2~4号車まで上下交互にリズミカルな小窓が並び、5号車「オールソロ」とあわせて1・2号を印象づけた。



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オハネ25 563 (JR西日本)

  • 北陸本線 芦原温泉←丸岡 2008-5
  • D200, AF Nikkor 50mm F1.4D
  • ISO160, 1/320, f4.5

一方の西日本車は「Bコンパート」(3両在籍)。外観はその車体色以外に改造の様子はうかがえず、設備としても寝台1区画にドアをつけた程度のものである。登場時期としてはこちらか先(1989年)であるが、なんで560を選んだのかなあとも思う。隣のオハネフは500だし、こちらの500もずっと空いていたはずだが。

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