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zoom RSS 白鳥の歌―青函点望

<<   作成日時 : 2015/12/28 00:00   >>

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津軽線の油川駅からすこし北へ進んだ神社脇の撮影地…を抜けて、東側から線路と並行に構える。後に連なる山の前にはいつしかやぐらが組まれ、やがてその上にコンクリートの帯が乗っかり、柱と電線が追加されていった。来年春にはその高架橋を、E5/H5系新幹線が行き来することになる。

クハ789-301

クハ789-301

  • 津軽線 油川←津軽宮田 2010-12
  • D700, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D, ISO400

8月の〔北斗星〕最終運行からすっかりご無沙汰しているうちに、年末恒例のJRグループダイヤ改正の概要が発表された。今回は北海道新幹線にあわせ2016年3月26日の改正である。
目玉である北海道新幹線のダイヤは現行の東北新幹線を延長した形で〔こまち〕連結のない新青森最速到達1.5往復がそのまま新函館北斗まで4時間2分の最速ダイヤになる、ことし3月の北陸新幹線金沢延伸の際に基本形態が整えられていたわけで、東京駅などの案内サインにもすでに「北海道」の文字が準備されているようだ。
津軽海峡線のうち、新幹線共用区間となる新中小国信号場〜木古内間は、新幹線の運行に対応して架線電圧が交流20,000Vから25,000Vに上げられ、信号保安設備も切り替わる。このため3月22〜25日は旅客列車がすべて運休となり、事前確認の1月1日 (全列車運休) も含めると「一本列島」のリンクが旅客輸送について計5日途切れることになる (貨物列車は運行の模様)。1988年3月14日、青函トンネルの開業日も連絡船が運航し (貨車航送の関係だったという)、二つの経路が1日限りで併存したこともあわせ、青函の特殊性が垣間見られる。

クロハ789-105

クロハ789-105

  • 津軽線 油川←津軽宮田 2015-11
  • D810, AF-S NIKKOR 70-200mm F4G ED VR, ISO200

現在、青函間の旅客輸送は〔スーパー白鳥〕8往復、〔白鳥〕2往復が担っている。この列車名は東北新幹線の八戸延長(2002年12月) を機に、系統再編と快速〔海峡〕の集約によって登場した。ながらく日本海縦貫線を象徴する特急列車として名を馳せていた愛称は、2001年3月の廃止から1年半ぶりの復活。しかし北海道新幹線には〔はやぶさ〕と〔はやて〕が延長して使われることになったため、ふたたび歴史を閉じることになった。
〔スーパー〕のトレインマークは駒ヶ岳と小沼の白鳥がデザインされ、いっぽう〔白鳥〕に国鉄色車両が充当された際には、日本海縦貫線時代に馴染みのあった瓢湖の白鳥をイメージした国鉄時代のマークが使われていた。

モハ788-206

モハ788-206

  • 津軽線 油川←津軽宮田 2014-5
  • D7100, AF-S NIKKOR 70-200mm F4G ED VR, ISO160

789系は道央地区に転属して経年の進んだ785系を置き換えることになっており、その際に中間車は2扉化される。デッキと反対側の車端部にも側板が下へ張り出して、いま扉のある方とおなじような引戸レール点検蓋も見えるから、扉はその脇へ設置と予想される。
ところで〔スーパーカムイ〕〔すずらん〕には指定席「uシート」が設定されグレードが少し高くなっているが、〔スーパー白鳥〕は普通車は指定・自由席とも共通仕様である。どのような形に持って行くのか、半室グリーン車クロハ789形の扱いも含め注目されるところだ。

クロハ481-3017

クロハ481-3017

  • 津軽線 油川→津軽宮田 2014-5
  • D7100, AF Nikkor 50mm F1.4D, ISO160

いっぽう485系といえば、183系と並び全国の電化区間で当たり前に見られた車両だったものだが、今年度上期にはなんと183系が先に絶滅 (現存車は傍系の189系)、485系もこの2往復が最後の系定期特急となってしまった。485系自体はJR東日本のジョイフルトレインに使われるため系列としては残りそうだが、種車のおもかげはせいぜい床下と台車くらいにしか残されていない。
大幅リニューアルした3000番台は、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインに乗り入れる快速(糸魚川〜新潟) にも使われており、春にそちらの方で乗ってみた。梶屋敷の交直セクションで室内灯が消える列車はこの1往復だけである。
座席の取り替えは行われているが、相変わらずのシートピッチではさすがに足まわりが狭い。E5系やE7系に乗った後だと余計に落差を感じるもので、車齢そのものも設備的にももう潮時なのかなと感じずにははいられない。シートピッチの拡大された〔あいづライナー〕だったら重くとも軽やかに響くモーター音を耳に旅する時間が過ごせたが、それも思い出話になろうとしている。

やがて奥津軽いまべつ駅になる津軽今別駅の様子をながめて、津軽浜名の青函トンネル青森入口に足を伸ばした。活線中に作業をしているためなのか、列車通過時刻が近づくたびにすこし不気味な警報が鳴り響く。青森方からの〔スーパー白鳥5号〕が吸い込まれていった直後、轟音とともに〔白鳥22号〕が飛び出し、健脚ぶりを示すかのように一気に駆け抜けていった。

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