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<<   作成日時 : 2015/08/21 07:00   >>

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上野東京ラインの普通列車を降りて徒歩で20分あまり、水田の脇で線路へレンズを向けた。8時35分、汽笛とともに右側からあらわれたのは銀色のEF510「カシオペア」塗装機。そしてブルーに金帯の客車が連なって、目の前を軽やかに駆け抜けてゆく。
臨時寝台特急〔北斗星〕。終着まではあと1時間弱の道のりだ。

EF510-509

EF510-509

  • 東北本線 東鷲宮←栗橋 2015-4
  • D810, AF-S NIKKOR 70-200mm F4G ED VR, ISO160

2015年3月改正で定期運行を終了した寝台特急〔北斗星〕は、半月後の4月から臨時列車として運行を再開。〔カシオペア〕のダイヤに載せて同列車と交互する形で8月まで運転されてきた。2008年の1往復化以降、JR北海道(1〜6号車)+JR東日本(7〜11号車+電源車)の混成だった編成はJR東日本車だけの組成となり、B個室群のかわりに8〜10号車のA個室三点セットが2〜4号車へ組み込まれ、「史上空前の豪華編成」と評する向きもあったが、2004年からのオフシーズンには当時の3・4号が同様の編成で運転したことがある。
その編成中央に連結されているのが「ロビーカー」オハ25 500番台(503)。とくに目立ったロゴやエンブレムなどがなかったJR東日本車両のなかで、流れ星のワンポイントが光る。登場当初は5・6号むけ、のちに定期昇格した3・4号にも連結されるようになり、JR北海道もこれを折半で運転することから550番台(551) を投入。こちらにはJR北車共通の「539エンブレム」を掲げていた。

オハ25 503

オハ25 503

  • 東北本線 東鷲宮←栗橋 2015-4
  • D810, AF-S NIKKOR 70-200mm F4G ED VR, ISO160

ロゴ部にはシャワー室がある。往時の1・2号と北東混成の編成に連結されたスハネ25 500は形式の通りB個室ソロ車両でもあったため共有スペースは狭く、時刻表の注釈は「ロビーがあります」。臨時運転の案内は時刻表で「ロビーカー連結」の付記があったので、運転開始を前にオハの登板を確信したのだった。

減便でロビーカー連結が中止された2008年以降、1両だけ除籍されず尾久車両センターに長期間留置されることになったオハ25 503だが、その姿を見る機会は意外に多かったりする。というのも、東北本線(宇都宮線) で時折運転される乗務員訓練を目的とした試運転(通称黒磯訓練) に、同車はよく連結されていたからだ。客車であればなんでもいいという感じで何両かをつないだだけなので組成も一定せず、連結面の車端ダンパはもとより幌も接続しない姿ではあったが、いつかの復活を期待させて走る姿は貴重だった。2006年に向きを変えられた車両群は2012年にふたたび反転、保留車も含め寝台を東側に向けている。
もう1両レア車両として、3・4号定期化でJR北車に仕様を合わせた「ロイヤル+ソロ」オロハネ24 501が入る可能性もあったが、私はここで見る機会がなかった。営業運転でたまたま連結されていたのを撮れたのは奇跡に近い。

オハ25 503

オハ25 503

  • 東北本線 東大宮←蓮田 2010-3
  • D700, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D, ISO400

定期時代は基本的に日曜朝の「カシトセイセット」でいただくことが多かったからか、なかなか土曜日の朝に起き抜けで行く気になれず、しかも連休になると新幹線設備試検のあおりで運休。そのうちそのうちと思っているうちに終焉を迎えるといういつものパターンになった気がする。
クルーズトレインに夢を託して、元祖豪華寝台列車〔北斗星〕四半世紀の歴史はまもなく幕が下りる。21日夕方に発つ上野駅へ23日の定刻に戻り、有終を飾ることを願いたい。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは、とうとう流れ星☆彡になってしまいましたね。
ブルートレインで育ちました、感慨深いものがあります。
改造車の中でもレア車が数々あったんですね(^_^)。
teru
2015/08/25 08:42
teruさん こんばんは。

いわゆる「ブルトレブーム」のころとはすこし意味合いが違う気がしましたが、〔北斗星〕はそれでも国鉄寝台特急のおもかげを最後まで残していた車両群でした。再登板ロビーカーなど希少な車両を記録することになりましたが、北の車両ももっと撮っておきたかったですね。
宮本康宏
2015/08/31 22:56

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